第70夜 変なこと ページ26
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10月10日の朝
鳥のさえずり
清々しい朝である。
「……っ!」
いたい………
どこが痛いかといわれれば全体的に
これは短期間における筋肉行使のせい
つまりは筋肉痛だ
──コンコン
目だけをドアの方へ向ける
どうやらノック音の正体はコムイだったようで、ゆっくりと開くドアからのぞく白装束
病院に紛れて見失いそうだ
「やぁ!起きたかい?体調はどうだい?」
「大丈夫。……アレンとリナリーは?」
「ん〜。まだ目覚めるのはあとかな」
その調子だと二人は無事だったのだろう
ノアにあって死者ゼロなのだから、及第点なのではないだろうか。
探るような視線に気づいて、そちらに目を向ける
コムイさんがにっこりと感情の読めない笑顔をうかべた
「そういえばミランダが変なこと言ってたんだよね」
「なんて?」
「アレンくん達の傷が軽くなってるって」
「なるほど。テンパっている状況から打開して、改めて見ると思っていたより怪我がひどくは無かったということですね」
鳥の声が近くに聞こえ、カーテン全開の窓から枝にとまるよく分からぬ小鳥を見る
もちろん興味なんかない
「何で目をそらす」
「あ!私街に落とし物したの、探しに行ってくる」
はぁー。っとため息をつかれた
多分私が話さないことを理解したのだろう
「気をつけてね」
話題転換したかったのは事実だが、忘れ物したのだって事実である
緊急事態だったから仕方がないが、あんなに大切なもの置いてきてしまうとは
「ラビ。Aちゃんをちょっと見ててくれる?」
「自分で行けばいいのに〜。わかったさぁ〜」
そう言って入ってきたのは、全く知らない人
ラビと呼ばれる男の子はアレンと同い年ぐらいだろうか、若かった
団服に身を包んでいるので、イノセンス適合者なのだろう
「僕はちょっとAちゃんについて調べないと、ね」
目の前で堂々とそう宣言される
………そんな事言われても、クロスが喋るなって脅してきたのだから、文句ならクロスに言って欲しいものだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
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パール(プロフ) - こたつさん» ありがとうございます!!できる限り早く更新できるように頑張りますね!! (2014年9月11日 17時) (レス) id: 8614bf87b2 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 面白いです!毎日更新楽しみにしてます♪頑張ってください! (2014年9月10日 22時) (レス) id: 948098f0b6 (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!がんばります! (2014年8月31日 23時) (レス) id: 8614bf87b2 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - 面白いです!続き頑張ってください!*^∀^* (2014年8月31日 21時) (レス) id: f4f9a2c0ea (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - *そらの*さん» はーい!分かりました! (2014年8月24日 13時) (レス) id: 8614bf87b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パール | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pearl12261/
作成日時:2014年8月8日 13時