D.Gray-man 本当の私2

第61夜　アレンばっか ページ16

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アレンは三体のアクマに立ち向かう
しかもどれもlevel2

無茶だ一人で相手をするなんて

もし仮に倒せたとしてもノアがゆうゆうと君臨するこの場で何が出来る


じゃあ代わりに誰が戦うの？
誰がリナリーとミランダを助けるの？


そんな思いから何も口に出せない


｢僕は殺せないよぉ〜」


よりによって“夢”のノア


───ﾄﾞｰﾝ

アレンはアクマの攻撃を受け壁まで飛ばされてしまう


なんども。なんども。なんどもなんども


｢アレン君！」


あー駄目だこのままじゃアレンが死んじゃう


｢その体でアクマ３体はきついかぁ」


｢い…いや……助けて」


｢お前もそろそろ解放してやるよ」


尖ったロウソク。
ロードの指の周りに浮遊しただ一点を指している

指している先には時計に固定されているミランダ


｢お願い。やめて…ロード……」


───ﾋｭｰﾝ

当たり前に私の事はまるっきり無視で、ロードはロウソクを投げた

もちろん助けるのはアレンで、アレンはイノセンスでミランダを庇いロウソクを跳ね避ける


｢アレン……くん」


ポタポタ
涙が流れる
私が泣く資格はないのに

なにもしてないくせに


｢しな…死なないでアレン君…死なないで」


｢だ、大丈夫……」


｢どうしてよ……！
どうして…アレンばっかり………！

私のことも攻撃すればいいじゃない！
その尖った鋭利なロウソクで刺せばいいじゃない！」


｢そんなことしたら、あの人に怒られちゃうからさ〜」


｢あの人……？一体誰のことを言っているの……」


｢ノアの裏切り者♡」

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