D.Gray-man 本当の私を探して見つけたものを大切に12

第22歩　家庭 ページ27

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貴方「エマー、リュカー‼ご飯よー」


エマ「はーい」


トコトコと走ってくる
この後継を見るだけで頬が緩む

この子は4歳の実の娘である


誰とのって……


ご冗談を……あの人しかいないし


貴方「リュカはどこ？」


エマ「リュカはねーママの部屋でなんか読んでるよ？」


貴方「じゃあ、呼んできてくれる？」


エマ「えー、やだ！」


こんな時期から反抗期気味なお年頃エマは金髪を振りまきながら頬を膨らます


貴方「なんでそんなこと言うの？」


エマ「だって……リュカが本読んでる時話しかけるとすんごく怒るんだもん」


貴方「はぁ……じゃぁママとが行ってくるから、エマはパパ呼んできてくれる？」


エマ「はーい！」


可愛く手を挙げ、部屋の奥へ走っていく
ということでこっちは解決っと



貴方「リュカー？」


リュカ「……」


貴方「リュカ……もうご飯だからその本はその辺にして上がってきて？」


リュカ「分かった、お母さん」


そう言って本を閉じ私の隣までかけてくる

リュカは茶髪で最初はびっくりしたが、どうやらアレンは昔茶髪だったそうな……

なんで教えてくれなかったのか………


リュカ「お母さん……政権握ってよ」


貴方「え、何いきなり……政権？」


リュカ「そう。だって今、この国は問題がありすぎるでしょ？
貿易だって、戦争だって色々

だからお母さんが指揮すれば絶対いい方向に行くと思うんだ」


この4歳児……正しく天才


エマと双子で2人は正反対だ
最近は腹違いでは？とか、まさか宇宙人が？とか思ったり……嘘です


貴方「そうね……新聞とか読んでても、あぁーそうする？てところがたくさんあるにはあるけど、お母さんは今の生活が好きだからもう王族には戻らないかな……｣


リュカ「そっか……うん。僕もその方が嬉しい」


貴方「ありがとう、リュカ。
さっ！お父さんとエマが待ってるよ？」


リュカ「うん」

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