D.Gray-man 本当の私を探して見つけたものを大切に12

第21歩　仲間と家族 ページ26

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貴方「やっぱり、アレンは浮気してたんだね‼」


アレン「やっぱりって何ですか‼浮気なんかしてないしっ‼」


アレンに案内されて神山という、誰がつけた名前だと思う駅で降り
アレンの家へと来ていた


貴方「だってミカとイチャイチャしてたんでしょ⁉」


アレン「なんでわかった……」


貴方「ほらぁー‼やっぱり浮気しなんじゃん‼
うわーん‼もう、私心がズタボロだー‼」


アレン「すみません‼でも、Aが勝手にいなくなったのが悪い‼
そのせいで僕はどれだけ……」


アレンは俯いてしまう
あぁ……悪いことしたな
良かれと思ったけど、そうでもなかったんだ


貴方「ごめんね……。」


アレン「本当に戻ってきて嬉しい……
でもどうして？」


貴方「昔話したの覚えてる？『神様がいなくなったら世界は消える』って」


アレン「はい」


貴方「今、ミカはいない
つまりこの世界を回すためには新しい神様が必要なの


……ってことで私が神様」


アレン「へ……？」


貴方「神様はね……命の終わりになんでも一つだけ異脱した力を使えるんだって
さすが神様だよね

先々代は世界を作る力
ミカは永遠の時間
私は……命


だからね、私はこの世界でこうしてまたあなたと会うことが出来たの

感謝しないとね……ミカに」


アレン「そっか……本当にミカにはお世話になりっぱなしだな……」


貴方「まぁね…私の自慢のママですから」


アレン「え、でもじゃあ……Aは寿命が長いとかそういうのはないってこと？」


貴方「そう……普通に成長して、老いて……死ぬ」


アレン「そっか……意外とケロッとしてるんだね」


貴方「そんなことない……実は超不安
成長するのが怖いの

私イノセンスだったから背も伸びなかったし、病気にもかからなかった


でもそれが当たり前ではなくなる……それが怖いの……恐ろしいの」


アレン「大丈夫……僕も一緒だから」


貴方「ハハハ……そうだね
いつまでも20cm差なんて嫌だもんね！」


幸せな時間だ


アレンが目の前にいて、こうして私と話してくれる


アレンと呼べば、ん？と屈託のない笑顔で私を見る


からかえば頬を赤くしとっても可愛い


こと思えばとても紳士で力持ち


イノセンスが無くたって、団服を着ていなくたって……私たちはエクソシストで


私たちは仲間だ



そして───家族

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