D.gray-man 探して見つけた〜思い出のページ〜

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「５番ゲート……行こ」


ドアをひらく
そこには月をきれいに反射させた海
波の音が幻想的だ


「待って」


「何よ……ネアが早く早くって言ったんじゃない」


「早くとは一度も言ってない」


「屁理屈……」


「ミカ！」


「はいっ！」


妙に大きな声で呼ばれる
その目は真剣でなにか怖い


「ミカ……お前可愛いよな」


「な、なによ！急に改まって……」


「──ミカ愛してる」


──ﾄｯ

肩が押される

私は独りで海へと投げたされた


「……なん……で……？」


必死に手を伸ばすけれど方舟のドアはしまってしまう


「ネア！ねぇ！ネアってば‼
ゲートオープン！開け‼開け‼開いてよ‼

なんでなんで！開けてよ‼ネア‼ネアっ‼


私を独りにしないでよ‼



うそつき──────‼‼」


ここは海だ
フランス首都パリに戻るには遠すぎる

早くネアの所に行って弁解を聞かなくては行けないのに

ネア……どうしてこんなことしたの？

私のことが嫌いになったの？


──ミカ愛してる


最後に聞いた言葉
愛してると言ってくれのに隣にはいない

方舟もあれから開いてくれない


きっとネアがロックしたからだ
なんでこんなことするのか検討もつかない


方舟……お願いよ……私をネアのところに連れてって……


──ﾋﾟｷｰｰﾝ


「方舟‼」


今まで音信不通だったくせにあっさりとゲートが開く


良かった！早くネアを探さなきゃっ……

方舟を通ってパリの扉を開ける
街をかける

今までこんなに走ったことなんて一度もない
周りの人が見てくる
でもそんなのどうだっていい

私はネアを見つけなくちゃいけないんだ！


ふと懐かしい場所に出る

ここは私が恋に落ちた場所
薄汚い裏路地


「ネア……っ！どこにいるの……っ！私を独りにしないでよ……」


「……ミカっ⁉」

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