episode85 ー作戦実行の影でー ページ48
ー影浦視点ー
「はぁぁぁ…」
結局、Aと犬飼たちを見失ってしまった。
「何、カゲさんが落ち込むなんて珍しい。」
俺が隊室で座って溜息をついていた所、中学から直行してきたユズルが部屋のドアを開けてやってきた。
「あ、ユズルぅ！それがさぁ…カゲってばAちゃんに相手にされなくなっちゃってさ…」
うるせぇ、余計なこと言うな。
…て、そんな罵倒を言う余裕すら無くなるほどに俺はダメージが来てたらしい。
何も言わない俺を珍しいとは思いながらもゾエらベラベラユズルに話し始めた。
ユズルは鳩原の事もある、Aが二宮隊と居たという事に過剰に反応していた。
「は？何それ、有り得ないんだけど。なんであの人たちと一緒に居たの、あの黒スーツの事だよ、もしかしたら引き抜きとかしてるかもしれない。」
ムス、とした顔をしながらユズルは文句を言っていた。それと同時に刺さる俺への『何やってんだ』という《呆れ》の感情。
「まったく… カゲさんってば何やってるの。女子1人にこんなに手をやいてさ。ま、レアなカゲさん見れて楽しいけど。」
珍しく饒舌なユズルに何かを言い返すことも出来ず、ゾエが慌てだした時。
俺の携帯が通知を知らせるように軽快な音を響かせた。
Aから、ラウンジに来いとの旨を伝えるLINEが来ていた。
「Aがラウンジに来いって言ってる。…二宮隊もいるらしいが。」
そう、AのLINEとほぼ同じタイミングで二宮隊とAの自撮りがクソ犬から送られてきた。
何を言われるのか、どんな要件なのか。なんとなく察しはついた。
けど、一応ゾエは連れていく。
「…よう」
俺は、Aが好きだ。
その気持ちが俺を裏切ることはねぇ。
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ナカナカナ - とても面白かったです！頑張って下さい！ (2019年4月6日 20時) (
レス) id: 1180864eae (このIDを非表示/違反報告)
21ひかゆづ(プロフ) - スノウさん» あああ… ご指摘、ありがとうございます。飛んでました。非公開のままにしてたっぽいです…本当にすみません！ (2019年3月15日 19時) (レス) id: 689bd3d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませて頂いてます。疑問なのですが、67と69の間が、話が飛んでる気がするのですが、気のせいでしょうか？話数が狂ってるだけならいいのですが。 (2019年3月15日 19時) (レス) id: 2d7621199e (このIDを非表示/違反報告)
21ひかゆづ(プロフ) - 爽薇さん» ああああ……そーなんですよ、そういう意味じゃないんですよｫｫｫ…← (2019年2月13日 12時) (レス) id: 689bd3d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
21ひかゆづ(プロフ) - 巻良さん» 私もちょーっとだけ書いててしんどくなります…←はい！今日でとりあえず落ち着きましたwまた更新頑張ります！ (2019年2月13日 12時) (レス) id: 689bd3d6f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：21ひかゆづ | 作成日時：2019年1月7日 22時
