まっくろな君 〜影浦雅人〜 Ver.2

episode61 ーGirlsー ページ19

ーA視点ー

体育の授業のとき、柚宇ちゃんからお昼のお誘いを受けた。柚宇ちゃんだけでなく、他のボーダーでオペをやっている子も来るらしい。

だからあたしはカゲに、今日は一緒に食べれないことを伝えると、短く返事を返してきた。

…なんだか、体育の授業終わってから機嫌悪そうだけど、どうしたんだろう？

なんて事を考えていたら、あっという間にお昼の時間になり。
教室のドアのところに「Aちゃ〜ん、一緒に食べよー」と言って、柚宇ちゃんの他に2人、可愛い女の子が居た。

「おら、行ってこいや。」

カゲは珍しく微笑むと、あたしを送り出してくれた。

あたしが柚宇ちゃんたちと合流すると、食堂で食べようとの事になったので、食堂へと向かった。

その途中で、あたしは他の2人に自己紹介をした。

「この前転校してきた、AAでっす！ボーダーでは影浦隊に所属しています！」

「そっか。鋼くんが言ってた子は貴方のことね。よろしく、Aちゃん。 私は今結花。鈴鳴第一のオペをやってるの。」

「私は荒船隊のオペをやっている、加賀美倫。よろしくね、Aちゃん。」

どうやら、柚宇ちゃんの連れてきた2人の子は、結花ちゃんと倫ちゃんと言うらしい。

鈴鳴第一…は、村上くんのいるチームで、荒船隊は… まだ誰とも会ったことないな…
まぁ、B級ランク戦やってればそのうち会えるか！

なんて事を考えていたら、食堂へともう着いていた。

ご飯を買い、席を取る。

そうしたらもう、ガールズトークの始まりだ。

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