黒バス【キセキ】 チームの強さと１人の強さ

reconciliation*２７ ページ32

私の種目は1500メートルと3000メートル。


あとリレー。


気合いを入れて、自己ベストを出すと意気込んでトラックに立った。


・


・


・


「今日こそ抜かすからね」


あ「んっ？」


スタートラインの前で用意をしていた時、声が聞こえた。


見ると、いつかの


あ「...........................................南森さん？」


南「どんだけ思い出すのに時間かかってんのよ！」


あ「あ、すいません」


こないだと変わらず、ドラマティックな叫びをするなぁ。


南「ほんとーに今日こそ、アンタを抜かすから！」


あ「あ...はい。どうぞご自由に...」


南「そこは『そんなことさせるもんですか！』って返すところでしょうが！


なに！？ご自由にって！緊張感もクソも無いわねアンタ！」


おお...南森さんって意外とツッコミ役すごいかも。


と、その時、そろそろスタートすると役員さんから指示があった。


話しながら準備体操とかはしたので、スタートラインにつく。


あ「ーーーーフゥ...」


息を深く、長く吐いた。


《 On your mark》


白線に、つま先を合わせる。


追い風が強い。


ポニーテールが、バサバサと顔にかかる。


でも、気持ちいい。


《set》









ーーーーーーーーーさあ、走ろう。

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