【カゲプロ】心って簡単に開けるもんじゃないですよね 第二部

48.体力調査 in 体育館 ページ15

館川「次は特訓と言うか、体力測定みたいなもんだ。体育館に移るぞ！」

主「体育館なんてあったんですか？」


私の貰った地図にはそんなところはなかったはず……。


館川「あぁ。体育館は地下にあるんだ！Aの貰った地図は確か一階しか書いていないハズだから知らなくて当然だな！」

主「そうだったんですか……」


確かに、この建物に階段はついているのに地図には書いていなかった。

なんでなんだろう？

なにか、隠したいことでもあるのかな。

もしそうだとしても、質問したところで答えてくれないだろうと思い私は先に歩き出していた館川さんの後ろ姿を見る。

そして、ゆっくりと歩き出した。


ーー


館川「さて、早速始めようか！」


体育館に入るとほぼ同じタイミングで館川さんが声をあげた。


主「はい……」


私は、返事をしながら体育館の中を見回した。

ほとんど学校と似たようなものだけど、こちらの方が頑丈そうで広く、少し高い位置に、おそらく観察用の窓がついていた。


館川「おい、何ボーッとしてるんだ！まずは５０メートル走だ！」

主「…………何でですか？」

館川「前の記録が残ってるのは学校の体力測定のやつ位だからな！それと比較してどれくらいのびたか見ておきたいんだそうだ」

主「そういうことですか。じゃあ、始めましょう？」


私がそう言って若干うつむきぎみだった顔をあげると、既に準備はできていて、ホイッスルやストップウォッチを持ったいかにもやる気満々、というかんじの館川さんがおそらくゴールだと思われる場所に立っていた。

あんなに離れてるのに全然気づかなかった……。

私は近くにあったスタート地点に立つ。


館川「じゃあいくぞー！位置についてよーい……」


ピーッ！

少しうるさいホイッスルの音と共に、私は走り出した。


実験の効果は本当にあったようで、私は自分の過去最速で５０メートルを走りきることになる。



〜〜〜〜〜〜〜〜

この１ヶ月近く、全く更新できなくて本当にすいませんでした。

全く創作意欲と言うものが湧かなくて……。

これからもこんな感じの更新になってしまうかも知れませんが、気長に完結まで待ってくれると嬉しいです。

なんとか今年中には終わりたいですね。


それでは、また次の話で！

49.体力調査 結果 in 会議室→←47.特訓開始 in 特訓室

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