料理〔Horror〕 (ページ2)

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゜

A『ねぇー、ほらー？なんのりょうりなのー？これー』

ﾎﾗ「…？ああ、これは卵焼きだ。まだまだ上手くないけどな。」

目をキラキラさせ、涎を垂らすA。

ﾎﾗ「…(汗)…食うか？チビッ子。」

A『……？……！！！』ﾊﾟｱｯ

めっちゃ喜んだ。

なんだコイツ…本当に子供だな。

というか、何てことしてんだよ…Aの親は…

A『いただき…』ｽｯ

ﾎﾗ「？！コラ、待て！」

お箸も使おうとしないなんて。

ﾎﾗ「お箸は…？ほら。」

A『？おはし？ってなーに？』

キョトンとしている。

お箸さえ、知らないとは。と、いうことは。

使い方…知らないのか…

ﾎﾗ「…はぁ、とりあえずあーんするから。こっち向いて口開けろ。

ほら、あーん。」

A『あーん？あーーん。』ﾊﾟｸｯ

みるみる目の中にキラキラが増えていく。

A『～～～！！！こんなとひ、ふぁんていへはいいほ？』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ﾎﾗ「くくっ、慌てすぎ…

こんな時、なんて言えばいいの、か。

…"おいしい"、だな？」

A『…！！おいひい！！！！』ｷﾗｷﾗ

キラキラが止まらない。

美味しいって言ってくれて、嬉しかった。

…反応が面白い子供だ。

A『ﾓｸﾞﾓｸﾞ…あ、でもねぇ、なんか…あまく、ない！』

…このチビッ子、味まで判定してくるヤバいやつなのか。

A『もっとあまいほうがおいしー！』

ﾎﾗ「…まぁ、分かったよ。やってみる。」

試食した時。

確かに甘くないような、そんな気はしてた。

もしかしたら、実は結構凄いやつなのかも。

少し、期待を寄せた。