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159話 ページ15

Aside





2人は大人しくメニューを見始めた。


…そう俺は仕事中。この人たちの相手なんかしてられない。


注文だけ聞いて彼らとはおさらばしよう。


すると、





「篠宮ぁ、交代だってよー」


『はぁ!!?』


牛島「ほう…?」





このタイミングでぇーーーー!!?





『働く働く!!働きます!!俺のシフト終わるまでまだあと30分あるし!!なんで急に交代!?』


「篠宮昨日30分休憩取れなかったからその分だって。っつーわけでお前の仕事終了!」





2日間お疲れ様!と笑顔で言われ、手を振られる。


当然このやり取りは聞こえていたわけで…





天童「イェーイ!ラッキィー!」


『ちくしょう!!!』


牛島「待つ手間が省けたな」


『待つつもりだったのかよ!!!』





天童さんに腕を掴まれ、2人と同じテーブルに座ることになった。マジで超絶帰りたい。





牛島「なぜそんなにも嫌がる」


『だって若利くん昔から面倒だし…』


天童「篠宮くんも若利くんって呼んでるんだ!」


牛島「ああ、仲良しだからな」


天童 (若利くんの!仲良し!!)


『何言ってんすか、ただのライバルでしょ』


天童 (若利くんのライバルってスゴいことだけどね!?)





昔のね、と付け足すと、若利くんの眉が微かにひそめられた。


それに気づかぬフリをしてペットボトルのお茶をグイッとあおった。






天童「前の試合見たよ!相変わらず超強烈サーブだネ!」


『……見てたんすか』


牛島「しっかりとな」






若利くんの目が鋭くこちらに向けられた。



………ああ



彼の言いたいことなんて考えなくても分かる。









牛島「なぜ、お前の翼を広げないんだ。


俺はお前が出たあの試合に納得がいかない」









何も答えず、ただそっと目を伏せた。



否定しないことに若利くんは一瞬言葉を詰まらせ、先程より少しだけ心細げな声で続けた。








牛島「何よりもお前ほどの実力者がなぜ、








…なぜ………









バレーを辞めた…?」

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ニノ - マジ神ですね!一瞬ではまりました!リクエスト良いですか!? (2021年3月3日 23時) (レス) id: 2da73a2d31 (このIDを非表示/違反報告)
焔蘭 - 初めまして!!!!めっちゃ面白いですね!私にもそんな文才を分けて欲しいです笑頑張ってください! (2019年3月6日 11時) (レス) id: 11e9f49b77 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶クリーム - 皆様すみません!!ご迷惑お掛けしてます!!私の方も新しくURLを所得してまいりますので…!!!!本当にすみません┏○┓ (2018年1月13日 9時) (レス) id: 9fe09aed16 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - あ、いえいえ。そうなんですね。バグですか……。明日には直ってるといいですね。一刻も早く直ってほしい限りですね……! (2017年9月18日 20時) (レス) id: cc7912d21e (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 美桜さん» 只今作者も確認しましたが作品内のURLだけでなく、HPの方からも見れなくなっています(;_;) 何らかのバグかも知れません、ご指摘ありがとうございます。解決方法探してみます! (2017年9月18日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱや | 作成日時:2017年8月20日 20時

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