【悪夢主】あなたに尽くす為に【クロハ】

エピソード１６ ページ21

マ「私の能力が奪われた...｣

セ「どういうことっすか？｣

静かに目を閉じた


マ「見てて｣

集中して､いつもの様に能力を使おうとする


できなかった。



セ「目が赤くならない？｣

マ「だから、能力がAちゃんに奪われたんだって！｣

ほっぺたをぷくっと膨らませた
セトは優しいけど鈍感

Aちゃんが悪いとすぐ信じてくれると思ってた


だけど

セ「Aさんが悪い訳じゃないっすよ､だって...｣

マ「なんで？｣

セトまでAちゃんに味方するの？
可笑しいよ...


セ「Aさんはここに入ってまだ数日じゃないすか

なのになんでそこまで疑うんすか？｣


マ「だから能力が奪われたのっ｣

信じてもらえなくて、涙が出てきて止まらなくなった

どうして私を疑うの

セトはAちゃんが好きなの？


セ「...本当にAさんなんっすか｣



小さく頷いた

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如月駅

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