精神激痛ガール【黒バス】

3話/桜と共に。 ページ3

A視点
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しばらく走っていると、かなり大きな学校の校舎が見えてくる。



因みに、私が通うことになった学校は『帝光』と言う中学校らしい。


顔耽溺的ガールこと[ハルカ]によると、かなり有名な中学校で、バスケがかなり強いらしいのだが、運動が苦手な私には関係のないことだ。


「あっ、ここ…だよね？」


息を整えながらそう呟く。

長い間、檻の中に閉じ籠っていたから距離の感覚がよく分からなくなっているようで。



でも、ここであることは間違いなさそうだ。



「…うん。ちゃーんと『帝光』って書いてあるしね。…にしてもデカイわ〜。」



そう、ご丁寧に『帝光』と大きく書かれているので絶対にここであることは分かる。

それより。こんなに大きいが、お金は大丈夫なのだろうか。



「…こんなに外見に力入れるくらいなら、制服をもっと可愛くすれば良いのに。」



実を言うと、私はゴスロリ系等の服が好き。

だから、こういうシンプルなデザインはあまり好みではない。




「はぁ…」と溜め息をつきながら、舞い散る桜と共に校舎へと足を進めた。

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