精神激痛ガール【黒バス】

12話/その後ろ姿が…。 ページ12

「ん〜？うわ。何やってんだろ〜。」


ズイッと身を乗り出す長身の彼に、思わず怯んでしまう。


私は「何だろうね〜」と返すが、赤司くんは眉間にシワを寄せている。

…な、何かしたかな！？


「…目障りだ。今から校門まで行くぞ。」


「ええっ！？あ、赤司くん！？大ちゃんも何とか言ってー！！」


「そう言われてもよ…。」


…と。まぁ、何だかんだで私達は校門まで行くことになった。


その人たがりに近付くにつれ、更に騒がしくなっていく。

…が、皆は気にせず進むので私も頑張って進む。


そしてやっと人だかりから抜けれたので、閉じていた目をそっと開いてみる。



「まったくフミフミは〜…」

「だ、だってー！」


そこにいたのは噂の転校生の子…と、コスプレをしたような女の子。


赤司くんが仕切るように声を掛けると、そこからは凄かった。


皆に罵倒を浴びせた後、清々しい笑顔で女の子の手を引きながら帰って行ったんだもん！

驚くよ！！


でも、そんな私の中で一つの感情が芽生えたの。








「…かっこいい！」


あの子と、友達になってみたい！

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