精神激痛ガール【黒バス】

11話/いつものメンバー。 ページ11

桃井視点

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第一印象は「不思議な女の子」だった。



昨日の放課後、先生が転校生が来ると言う話をしているのを聞いてしまい、早くにも先生を問い詰めた。


先生曰く、「何だか不思議な感じの女の子。」と言うことで、少しだけわくわくしていた。



だけどそれと同時に、また嫌われるのかなって思ったの。


私はキセキの皆と仲が良いから、よく女子に嫌われる。

だから、少し怖かった。



早速今日の朝練で、その子について皆に話してみたんだ。



「みっ、皆！！あのね、今日女の子が転校してくるんだって！」


私が皆に向かってそう呼び掛けると、皆は溜め息をつく。


そして一番最初に口を開いたのは、私の幼馴染み。


「どーせ、また俺等の中の誰か目当てだろ？」


「そうだな。実に迷惑なのだよ。」



「あ、あはは…」



まぁ、皆の反応はいつも通り。

ちょっと自意識過剰じゃ？と思うけど、言わない。
いや、言えないの方が正しいのかな。


その後知ったけど、私達とは別のクラスらしいから、会うことはなかった。


普通なら皆を見にこのクラスまで来るのにな。何か不思議。



それから放課後になって、私達は部活に行こうと体育館に進んだんだけど……



「…何だか騒がしいな。何事だ？」


「きっと俺達のファンが騒いでるんスよ！」


確かに。赤司くんの言う通り、何処か騒がしい。

…きーちゃん。流石にそれはないと思うな。




チラリ、と窓から校門の方に目を向けてみる。





「あれ…？それって…あれのことじゃないかな？」


私は窓の外を指差しながら、皆にそう言った。

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