第15話 揺れる乙女たち…泥沼のマウンティング! ページ18
「フィアは!? 元王女さまなんでしょ!?」
メイは、フィアを目を輝かせて見つめる。
「あ、あたし? まあ、確かにこういう大役は嫌いじゃないけど…」
フィアはまんざらでもなさそうだが、ルカが即座に却下した。
「駄目だ。あまりにも幼すぎてナメられる。
となると、メイも外れるな」
「そ、それもそうね…」
フィアはちょっぴり残念そうだ。
続いてはマリアの推薦。
「私は、ルカかレイラさんが良いと思うな。二人ともしっかりしてるし、年もこの中では上の方だよね」
「あらぁ、マリアちゃん。ルカはダメよ〜。男性の票が集まらないわ。だって…ねぇ?」
レイラは口元の笑いを必死に堪えながら、ちらちらとルカの方を見る。それを、ルカがキッと睨み付けた。
「何だ。はっきり言え」
「と〜ってもスレンダーな体型じゃない? 人前で晒しちゃ可哀想よ」
レイラに全身(特に胸)を舐め回すように見られ、挙げ句自分が一番気にしていることを言われたルカの怒りは、最高潮に達していた。
「私はこれでもかなりモテるぞ? 酒場に行ったら必ず男に声をかけられる。まあ全て断っているがな」
「それは酔ってるからでしょ? 視界が歪んで顔しか見てないのよ。だからきっとホテルに連れ込んで脱がせたらがっかりするわよ」
「おい。メイたちがいるだろう。下品な話をするな。
マリア、立候補しても票が集まらないのはレイラだ。女性の大半はこんな女が嫌いだし、こんなビッチ非処女に男性は投票しない。今の世の中、求められているのは純粋な処女だけだ」
「はぁ? ルカってばおっくれってるぅ〜(笑)
処女が良いなんて言うのは童貞かオタクだけよ? イケてる男は処女をめんどくさがるんだから(ゝω・´★)」
「顔文字使うな鬱陶しい」
メイたちは、お姉さん方二人の会話を聞いて、首を傾げていた。
「ホテルにつれこむって、なに…?」
「処女ってどういう意味よ?」
ちなみにマリアは、薄々わかっているのだが、恥ずかしくて下を向いていた。
「ふ、二人ともケンカしてないで、真面目に決めようよ…」
「「この女だけは絶対に駄目!」」
フィアもそうだったが、実は意外と皆目立ちたがりらしい。だからこうやってお互いを格付けしているのだろう。うん、多分そうだ。そう信じたい。二人とも、普段は仲良しなのだから…。
第16話 太陽の様な少女→←第14話 美少女たちよ、立ち上がれ!
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ちぇりい(プロフ) - ノルネットさん» コメントありがとうございます。すみません、話的にどうしても名前の決定が必要でした。皆様には主人公ではなく読者としてこの作品を見ていただきたくて…ご期待に添えず申し訳ありません。 (2016年2月16日 19時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
ノルネット - 名前変換ができると嬉しいです! (2016年2月6日 23時) (レス) id: ed849dd137 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりい(プロフ) - ユートピアさん» コメントありがとうございます! 更新頑張るので、どうかこれからもよろしくお願いいたします! (2015年5月17日 9時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
ユートピア - とてもおもしろいです!続き楽しみです!頑張ってください (2015年5月16日 22時) (レス) id: afcfdd1663 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇりい(プロフ) - のどかさん» はい! 私も早く紅炎様を出したい一心で機をうかがっております。。 選挙編頑張って書きます! (2015年4月22日 23時) (レス) id: 19c12415ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぇりい | 作成日時:2015年3月1日 9時