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第五十二話 ページ10

カノSide


A「ちょ、ま、待って!カノ!」


Aは僕の腕にしがみつきながらも、プルプル震えていた。


それにしても、さっきから___


カノ「ね、ねえA?ちょっとその…。」


A「な、何?」


気づいていないのだろうか。


僕が尋ねると、Aはますます体を僕の腕に近づけた。


さすがの僕でも、これには欺けず、意識してしまう。


カノ「そっ、そのー、さっきから、胸、が…。」


A「……っ‼」


ようやく彼女は気付いたのか、僕からバッと離れた。


カノ「そこそこだね、大きさ。」


A「ちょっ、今そこで話す事⁈」


カノ「いやいやー、ちょっと面白くなっちゃって…」


A「お願いだからやめて…。」


すぐにAはうなだれてしまった。


彼女もどこか抜けてるな、とふと思った。


A「ううっ………きゃあっ!」


お化けが出るたびにAは可愛らしい悲鳴を上げる。


カノ「手、繋ごうか?」


ちょっと面白がって僕が手を出し、言ってみると、


A「い、いやいい!」


断られた。


カノ「へえー、じゃあ僕先行っちゃうよ?」


僕がそう促すと、


A「うっ…。」


彼女は酷く困惑した顔になり、何か黙々と考えていたところ、


A「お願い…します……。」


少々涙目になって手を出した。


カノ「クスッ、可愛いね。ほんと。」


なんだか、Aはちょっといじりようのある感じだ。


僕は出口までAの手を引き、歩いて行った。

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Madicc(プロフ) - シヲリさん» コメントありがとうございます!アンケートは今一対一の状態ですが、もしその状態が19日まで続いたら、もう神頼みしか手はありません←多分、鉛筆倒しとかです。投票の方もありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2014年1月12日 9時) (レス) id: 2ad9991ed5 (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - どうも、シンタローに投票した者です。19日になっても決まらないようでしたらクロハでも構いません!今、一対一の状態ですよね?違ってたらご免なさい!応援してるのでがんばってください!長文失礼しました。 (2014年1月12日 9時) (レス) id: 8c6936e887 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/  
作成日時:2014年1月2日 12時

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