第六十五話 ページ23
どのくらい時間が経ったのだろうか。
しばらくして、私はカノから離れようとすると、カノは遠慮がちに離してくれた。
カノ「…もう大丈夫？」
A「…うん。」
カノ「何かあったら、すぐ言ってよ？」
A「…わかった。カノ、ありがとね。」
カノの表情は、いつもの笑顔から一変、少し困惑していた。
カノ「…朝ごはん、作ろっか。」
A「…うん。」
そして朝ごはんを作ってから数分後、キドとシンタローが起きてきた。
もちろんエネちゃんも一緒だ。
キド「おはよう…A、昨日はその…変な事言って、ごめんな？」
A「キドは悪い事なんて言ってないよー。大丈夫だから。」
キドも酷く困惑した顔をしていた。
エネ「おはようございますー！Aさん！今日も元気ですかー？」
A「うん、まあ元気だよ。」
エネちゃんは平常運転。
シンタロー「A、その…昨日は大丈夫だったか？」
シンタローは少しおどおどしながら私に声をかける。
A「大丈夫だよ、シンタロー。心配かけさせちゃって、ごめんね。」
シンタロー「いや、俺は別にいいんだが…。」
＿＿＿皆、私の事を思ってくれている。
そう考えると、心が酷く安堵した気がした。
エネ「ププッ、ご主人やっぱりAさんの事気になってるんですね！」
シンタロー「うっ、うるせえよ！お前は黙ってろ！」
なんとも和ましい光景である。
ふとカノの方を見ると、また目が合った。
今度は逸らさずに微笑むと、なぜかカノが目を逸らした。
A「カノ？なんで目、逸らしたの？」
カノ「べ、別になんでもないよー？」
その顔は少し赤みを帯びていた。
しかし、すぐさま私の方に振り向き、
カノ「ね？」
普通の笑顔に戻った。
A「今、欺いたでしょ。」
カノ「え、欺いてなんかないよー！」
A「絶対そうでしょ！」
カノ「わっ！ちょっとー！」
掴みかかるも、カノにあっけなく制されてしまった。
キド「何やってんだあの2人…。」
エネ「Aさん、吊り目さんともいけますね！」
後ろでは、何やらバラバラにキドとエネちゃんが呟いていた。
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Madicc(プロフ) - シヲリさん» コメントありがとうございます！アンケートは今一対一の状態ですが、もしその状態が19日まで続いたら、もう神頼みしか手はありません←多分、鉛筆倒しとかです。投票の方もありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2014年1月12日 9時) (
レス) id: 2ad9991ed5 (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - どうも、シンタローに投票した者です。19日になっても決まらないようでしたらクロハでも構いません！今、一対一の状態ですよね？違ってたらご免なさい！応援してるのでがんばってください！長文失礼しました。 (2014年1月12日 9時) (レス) id: 8c6936e887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Madicc | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時：2014年1月2日 12時
