第五十四話 ページ12
後ろから出て来たのは、コノハに似た格好をし、髪を無造作にしばっているクロハだった。
身を隠すためか、今日は黒いフードをかぶっていた。
クロハ「よお。久しぶりだな。」
クロハはおなじみの怪しい笑顔を見せて言った。
それを聞いて、私は今まで溜め込んでいたイライラを放出する事になる。
A「久しぶりとかじゃないでしょ!チラチラチラチラ後ろから見て。ストーカーかお前は!」
それを聞くなり、クロハはフッと鼻で笑い、
クロハ「相変わらずだな、お前も。そこらの集まりに寄せられているかと思えば、俺への態度は変わってないな。」
私に一歩、二歩と近づいた。
A「いくら命令で見張るからって…これ以上の監視はやめてもらえる?」
クロハ「…まだ気がつかないのか」
クロハがボソッと呟いたが、私にはその意味が分からなかった。
A「…何が?」
聞き返したものの、
クロハ「まあいい。それより、折角のやつらの歓迎会とやらでここに来たのに、お前の好きには動かないのか。」
相手にされず、遊園地の事で聞き返された。
A「あ…。」
そういえば私、自分の行きたいアトラクションに、まだ行ってないや。
A「うーん、皆が一緒に乗ろうって言ってるし、断れないし…」
遠慮がちに少しクロハから目線を逸らして言うと、
クロハ「また断れないのか。ちょっと着いて来い。」
A「えっ、あ、ちょっと!」
クロハに手首を掴まれ、私はそのまま拒否権なく引かれて行った。
クロハ「…どこ行きたい。」
クロハに尋ねられ、私は慌てて答えた。
A「えっ、あ…あそこ。」
私が指差したのは、『氷の大迷宮』というところだった。
クロハ「ふーん、なんかお前らしいな。」
A「わ、悪い?」
なんだか馬鹿にされた感じだったので、私がそう言うと、クロハが目線を少し私の方に向け、しばらくすると、また別の方に逸らした。
クロハ「いいや、別に。」
A「…そう。」
一体何が言いたかったのだろうか。
こうして、私はクロハに手首を掴まれたまま、その大迷宮にクロハと入って行った。
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やばい、キャラ崩壊が半端ない((
あれ、クロハってこんなキャラだっけ?←
ちょっと皆様のクロハ小説読んで勉強してきます←
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Madicc(プロフ) - シヲリさん» コメントありがとうございます!アンケートは今一対一の状態ですが、もしその状態が19日まで続いたら、もう神頼みしか手はありません←多分、鉛筆倒しとかです。投票の方もありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2014年1月12日 9時) (レス) id: 2ad9991ed5 (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - どうも、シンタローに投票した者です。19日になっても決まらないようでしたらクロハでも構いません!今、一対一の状態ですよね?違ってたらご免なさい!応援してるのでがんばってください!長文失礼しました。 (2014年1月12日 9時) (レス) id: 8c6936e887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2014年1月2日 12時