-ver.aqua marine- 18 ページ18
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健二郎「、気にせんといて!運転好きやし!」
「そうなんですね」
健二郎「こ、今度またドライブでも連れてったるわ」
「はい、是非」
勇気を振り絞ったドライブの誘いに 笑顔で応えたAに 健二郎は心の中でガッツポーズを決める。
そして間も無く、残りのメンバーも車に乗ってきて
剛典「はー、疲れた〜」
ELLY「岩ちゃんここでもシャワー1番乗りなんだもんwうける。」
直人「なー、俺より先だったしなー」
健二郎「なのになんで戻ってくるの1番遅かったん笑」
剛典「コンビニでアイス買ってた〜」
「ーーえっ!」
アイスに反応してバッと振り返ったAに、
剛典「ジャーン」
広臣「ジャーン」
隆二「ジャーン」
直人「ジャーン」
ELLY「ジャーン」
直己「ジャーン」
「「「「ジャーン♪」」」」
「え、あっ、…え、…あいす…」
ニッコリとアイスを見せびらかすメンバー。
Aは助手席から身を乗り出して 物欲しそうにそれを眺めた。
広臣「欲しい?」
「ほ、欲しいです…」
広臣「お前勝手に助手席座ったからだめー、」
「え、…やだ欲しい 食べたいよ」
広臣「だってお前の買ってきてないもん」
「えー…」
意地悪な顔してお預けする広臣に、悲しそうな声を出すA。
後部座席に座っていた全員の胸が締め付けられたのは言うまでもない。
健二郎「Aに意地悪すんなや臣コラ!」
直己「うそだよA、ちゃんとAと健二郎のも買ってきたから笑」
「…わーい」
ニコニコ顔で直己からモナカアイスを2つ受け取ると、
「登坂さんのいじわる」
むー、と広臣に悪態をついて前に向き直った。
広臣「……可愛い」
直己「臣 いい加減頭大丈夫?」
今まで散々気持ちを我慢してきた分、ちょっと気を抜くとあらぬ方向に暴走し始める広臣なのであった。
(A、初めての海はどうだった?)
(……)
(A?)
(楽しかった、来て良かったよ)
(そっかー)
(…皆、連れて来てくれてありがとう)
Aの心に、メンバー全員揃った初めての夏の思い出が刻まれた。
-ver.aqua marine- 了
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時