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「ギャーーッ 直己さんワカメェ!」
直己「これ髪の毛! ワカメじゃないって」
直己の顔を海水付近まで沈めて水面にプカプカ浮いた髪の毛をワカメと言い張るA。
今までにないくらい楽しそうな彼女の様子にメンバーは興味津々だ。
直人「あんなんで喜ぶんだ笑」
健二郎「俺も髪の毛伸ばそうかな…」
隆二「来年に備える気ですかwww」
広臣「メンバーにロン毛2人はヤバくないすか?」
健二郎「岩ちゃんだって髪の毛長かったやんか!」
剛典「あ、まあ」
直人「もうこの話いっか!」
ELLY「うんおっけ!来年の健二郎さんに期待!」
健二郎「投げやりすぎるわっ泣」
話を広げるのが面倒くさくなったらしい直人とELLYに 健二郎は安定の涙目。
直己「…Aー、」
「はーい、なんですか?」
直己「帰りの車俺と席交換しようか」
「?、私助手席乗って良いんですか?」
直己「いいよー」
浜に上がっているメンバーの方を向いてニコニコしながらそう言った直己に、Aは訳も分からず首を傾げた。
*
パタン…
健二郎「…A助手席なん?!」
広臣との遠泳勝負に負け、てっきり帰りも仲の良い2人の姿を見せ付けられると思っていた健二郎は 助手席に座ってきた髪の毛半乾きのAに バッと顔を上げる。
「あ、はい。直己さんが席代わろうって」
健二郎「(直己さんナイス…!) そうか、ちゃんとシートベルトしめてな?」
「はい。
…あ、健さん」
健二郎「ん、なに?」
「運転ありがとうございます、帰りも 安全運転でよろしくお願いします」
運転免許を持っていないため 運転手じゃんけんに参加していなかった(メンバー的には彼女に運転させる気などさらさらなかったわけだが。)Aは、行きも帰りも運転席に座る健二郎に丁寧にお礼を言った。
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月6日 12時