第十一話 ページ13
風呂場に入って抱えていたリボーンを床に降ろし、扉を閉める。
リ「交戦したその日に一緒に風呂入るなんてな。」
貴「……母さんの考える事はよく分からぬ。」
構わず服を脱ぎ出したリボーンを一瞥して僕も黒タイツを脱ぐ。
因みに夏でもパーカーとタイツは欠かせない。肌が露出するのは好まないからだ。
リ「おめー風呂嫌いなのか？」
貴「……風呂は睡眠と同じで、人間が一番無防備になる。僕の場合はそれが特に顕著に現れる。」
リ「何でだ？」
貴「先程、僕の羅生門を見ただろう。あれは僕が纏う衣服を変化させている。つまり、全裸の状態の入浴中が一番隙が多いのだ。」
服を脱ぐ手を止めてリボーンを見やる。
貴「…綱吉によると貴様は最強の
僕の問いにリボーンはニヤリと笑うと、ずっと彼のボルサリーノの上に乗っていたカメレオンを見せてきた。
リ「コイツは形態記憶で何にでも成れるカメレオンなんだ。どこにでも連れてけるから何の心配もねぇ。」
いざとなったら、このレオンを銃に変化させてんだ。と、機嫌良さげに話すリボーン。
………ひょっとして、リボーンと風呂に入れば服が無くても警戒せずに湯に浸かれるのではないか？
貴「………」
カラリ…
ガラス戸を開けて浴室へ入る。勿論、後ろからリボーンも着いて来ている。
容赦なく、その小さな体を膝の上に乗せて逆立った髪を洗う。カメレオンは湯を張った洗面器に放り込んでおいた。
リボーンもカメレオンと同様に、洗い終えると湯船に放り込んだ。
リ「洗うのは文句ナシだが最後が手荒だゾ。」
貴「……煩い。」
自分も手早く洗髪などを済ませて湯船に浸かる。彼が溺れないようにリボーンを後ろから抱えている状態だ。
貴「……これからは出来る限り僕と共に風呂に入れ。」
リ「あんなに警戒してたのがウソみてーだな。どういう心境の変化だ？」
貴「…………貴様とカメレオンが一緒なら、僕は何の心配もなく湯浴みが出来る。それだけだ。」
リボーンは納得したのかしてないのか、よく分からない表情をしていたが最後には了承して、大人しく湯に浸かっていた。
＿＿＿＿＿＿
リ「家庭教師なんだから、オレがツナを殴ったりしても見逃せよ？」
貴「…暴力の程度による。」
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ゆきな(プロフ) - リング戦つよそうやな… (2020年5月26日 16時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ベアトリー - いつかかえって来てくれるのを待っています。楽しみにしています。 (2019年9月23日 16時) (レス) id: 48ec9c7d08 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 作者の十七夜です。更新しようとしたところ、何故か占ツクのデータが消えてしまい、ログイン出来なくなってしまいました。おそらく、復旧は難しいと思われます。楽しみにしていただいた皆様に大変申し訳ないのですが、一旦更新をストップしようと思います。 (2019年9月21日 9時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
wayu0112(プロフ) - 面白いです！楽しみにしています。 (2019年6月15日 21時) (レス) id: bed71cde77 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 零斗さん» ご期待に添えるよう頑張っていきます！ありがとうございます！ (2019年6月9日 8時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十七夜 | 作成日時：2019年5月2日 17時
