#39 ページ5
部屋の前まで行って、呼び鈴を鳴らす。
まもなく廊下を歩いてくる足音が微かに聞こえてきて、目の前のドアがガチャと開いた。
「―――――おう。」
「オハヨウゴザイマス〜。・・・・あれ？もうコンニチハ？えーっと、先日は大変な失礼をばいたしまして・・・」
頭を下げて口上を述べると
「・・・・・まぁ、とりあえず入れば？雅紀もいるし。」
翔さんはそう言った。
―――――これは予想外です。
てっきりすっごい怒ってて超不機嫌なんだろうと思ってたし、ゆえに絶対必要最低限の挨拶で追い返されるつもりでいたのに〜。
しかし目の前の翔さんは、特に怒ってる感じもない様子。
「・・・・・そですか？」
「Aちゃーん、入っといでー！」
奥から雅紀さんの声がした。
翔さんの顔を見ると、「どーぞ？」というような顔で顎をクイッと動かした。
「では、お邪魔シマス。」
「はい、どーぞ。・・・スリッパ、それ履いて。」
おお。スリッパがちゃんとある〜。
見ると床もキレイ。
うわ。ちゃんと掃除とかしてるんだ〜。
(まぁ、翔さん几帳面ぽいもんな〜。職場で見てても。)
翔さんの後ろ付いてリビングに入ったら、そこにルンバがいた。
そうか、キミがキレイにしてるんだな。
そして雅紀さんもいた。
「Aちゃん、二日酔いダイジョーブ？」
と手を振る。
「・・・・・二日酔い？」
「え、すっげ酔っ払ってたじゃん。金曜日。」
「でも二日酔いにはなってないですよ〜？」
「え！・・・・でも確かに、アルコールの摂取量自体は大したことなかったかぁ？」
雅紀さんは驚いた顔をし、翔さんは少し眉をしかめたような顔でこっち見た。
はっ！そうだ。
私は詫びを入れに来たんだった。
私はよいしょ、と床にぺたりと正座して、手をつき深々と頭を下げた。
「先日は大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんデシタ。」
「へ？」
「あろうことか上司におんぶで送らせるとかおまえは何を考えてるんだ、と両親に大層叱られまして〜・・・」
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羊羽(プロフ) - 繋都さん» 強く出てくるくせに実際は振り回されてるの、ﾂﾎﾞだよね。しかも本人ももうそこんとこ観念してんの（笑）Sさん、めっちゃこういう説教しそうだなーっていう妄想です。 (2020年4月17日 8時) (
レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
繋都(プロフ) - 帝王なのにどこか振り回されてる翔ちゃんが好きです笑笑知らないうちに俺の方が振り回されてんな…的な。主人公が目をそらさなかったところ、絶対にそらしちゃうタイプだ、私。でも、翔ちゃんの考えることに深く理解。 (2020年4月16日 21時) (レス) id: 4143e4b1c4 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - のりさん» ｴﾚﾅ登場が喜ばれてる…笑 予想外にのりさんに気に入られてるｴﾚﾅさん。確かに他の思惑に左右されない美人って清々しいかも。♪夢でいいから、あの声で甘い歌歌ってんのは確信犯ですよね。ｽﾞﾙｲﾔﾂ！ (2020年4月14日 15時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - ｴﾚﾅちゃんｷﾀ！(ﾟ∀ﾟ)間違いなく身近にいないﾀｲﾌﾟだけどwwいいよ〜♪清々しいよ〜♪おっと…暴君出ますか…楽しみ♪今回投票したSさんソロは夢でいいから。これ聴くと声のせいなのか？鼻血出そうな程甘やかされてる気分になるので(//∇//) (2020年4月13日 15時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
羊羽(プロフ) - はるさん» 楽しんでいただけてるようでよかった♪いま愛を〜、いいですよね！！！（鼻息）ラップ×メロディ（比率半々で）って私の中の「THE嵐」的楽曲なんですよね〜。しかもまだ学生に毛が生えた程度の若い彼らにあの空気感の歌詞。大好き。はるさん仲間〜(嬉） (2020年4月13日 14時) (レス) id: 9e1708fadb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽
| 作成日時：2020年1月28日 16時
