黄色短編集 (ページ4)

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togeter, forever　　☆4 ページ4

答えてなんてやるもんか。
彼女になれもしないのに。

だけど、そう思ってる意思に反して微かに唇が動く。

「―――・・・・二宮・・・・」

ふふ、って笑う彼の唇が私の耳元をくすぐる。

「・・・・・・二宮くん、だろ(笑)」

彼のうなじにゆっくりと指をなぞらせる。

おでこがくっつく。

鼻先が触れ合う。

吐息が混じり合う。

唇が重なる。

重なった唇は、想像してたのと全然違った。
強引で。
力強くて。

必死に彼を引き寄せる。
抱きしめる。
掻き抱く。

「・・・・・二宮ぁ・・・・」

「・・・・・ん？」

「二宮が、欲しい。」

唇が離れた。

「・・・・・知ってるっつーの。」

優しい笑い顔と共に、そんな言葉が聴こえた。

「・・・・・いつ素直になるんじゃ、って思ってた(笑)」

―――そっちから言いなさいよ。

頭ではそう言ってやろうと思ってるのに。

「二宮が・・・・・ずっと好きだった。ずっと。ずーっと前から。」

唇を啄まれる。

「も、それ以上言わなくてよし。知ってるし(笑) それに・・・・・」

薄茶の眼球に私が映る。

「オレもずーっとAのこと、欲しかったよ？」

首筋にキスが落とされる。

―――もっと早く言えってば。ずるいんだから(苦笑)

どうか。
この夜が夢じゃありませんように。