黄色短編集 (ページ5)

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togeter, forever　　☆5 ページ5

前髪に何かが触れる感触。

隣に感じる温もり。

瞼に射し込む眩しい光。

・・・・・朝だ。

前髪に触れるモノが消えると怖いから、ゆっくりゆっくり瞼を開ける。

二宮が眠たそうな顔して笑いながら、私の前髪を触ってた。

・・・・・寝顔マジマジと見られた(痛恨)

「腹減った～。何か作ってよ。」

「何か・・・・・って、ここんち、ちっこいフライパン１つしかないじゃん。」

「だから、それで作ってよ。」

「材料、何かあるの？」

「ないね(笑)」

「それで何を作れって言うのよ(呆)」

「今度からは、何か買い物してから来いや(笑)」

「今度から・・・・って、―――えっっ？！」

何、そんな『カノジョ』っぽいことしていいの？？

っていうか、私のこと「好きだ。」ってまだ言ってないじゃん、そっち！

そんな私を見て、ククククッって笑う二宮。

「―――笑うな、二宮。」

「だから。二宮くん、だって言ってんだろ。そこは。・・・・・つーか、」

二宮は、口角を少し上げて笑って。

「和也、でいいでしょ、もう(笑)」

完