11.朝食、眠気 ページ12
ついいつもの癖で、早くに起きてしまった。
は、そういえば会社は、なんて言って飛び起きた。この世界にはぼくの通う会社はないのだ。不思議と体は怠くはなくて、妙にすっきりしていた。
ぼくの格好は今日やっと服を買いに行くので相変わらずスーツなのだが、リビングへ行くとAは薄いピンク色のパジャマでソファに寝転がっていた。
赤い目はかろうじて開いているものの、5秒ごとにゆっくり閉じてははっとしたようにひらき、また瞼が落ちていく。
ぼくはあえて彼女に何も言わずにその辺にあったブランケットをかけてやり、朝食を作ろうと冷蔵庫を開けた。
「おはよう、A」
「んぇ、……あれ、あさごはん、…」
熟睡に落ちかけていたAが目を覚ました。
もう8時半になっている。いつもならとっくに遅刻している時間だ。ぼくは優越感を感じた。
「ぼくが作っておいたよ」
「ぁ、へへ、吉良さん、ありがと、ござます」
彼女はいつもより何倍も舌ったらずにお礼を言う。
それからゆっくり体を起こして、パジャマを脱ごうと一番目のボタンを外すものだから、慌てて静止した。
「………………すみません、ほんとに吉良さん………」
「いいんだよ、」
完全に覚醒した彼女はぼくに対していつもぺこぺこ謝っている気がする。
申し訳なさそうに俯いてふるふると震えている彼女の手を撫ぜて、できるだけ自然にテーブルに誘導した。
朝ごはんは無難に白ご飯、卵焼きと味噌汁だ。
冷蔵庫にあったもので久しぶりに料理をしたのだが、なかなかうまくできたのではないか、とおもっている。
ひとつだけ欲を言うのなら、冷蔵庫の中身が少なすぎるのではないのか。一人暮らしの女なんてそんなものなのか？よくわからない。
「わ、おいしそう。ありがとうございます」
さっきと同じようにまた小さく礼をする彼女に頬が緩む。
なぜか、ペットだとかそこらの可愛らしさを感じる。
木製の椅子を引いて、同じように座った。
「いただきます」
「いただきます」
手を合わせるのが同時だったからなのか、Aがすこし笑った。
ー
いやーハハ、なんというか、…下品なんですが、更新、つらくなってきちゃいましてね、フフ
ネタはあるんですが文章力と語彙が欠如してまだれﾀ゛ﾚ゛ｶ゛ﾀ゛ｽ゛ｹ゛ﾃ゛ｪ〜!!
こんなの吉良さんじゃないわ！いい加減にして！わたしもう自分の部屋に戻るわ！(この後死ぬ)
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久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 遅れてすみません、完結おメメタァです！最後も含めて素晴らしい作品でした！短編集も面白くて愛読させて頂いてます……！忙しいとは思いますが体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！長文失礼しました！ (2020年6月14日 18時) (
レス) id: 6e12f91009 (このIDを非表示/違反報告)
jojo悪大好き系女子(???????)?(プロフ) - ものすごい吉良しゃんが可愛…とりま更新待ってます！ (2017年1月23日 1時) (レス) id: cc963ba128 (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 名無しさん柑橘類さん» ありがとうございます！あほほど更新遅いですがじわじわ頑張ります…！終焉まで見守ってくださると嬉しいです！ (2016年8月22日 20時) (レス) id: e57f69624b (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん柑橘類 - とても面白いです！無理のない程度に更新頑張ってくださいね！ (2016年8月22日 14時) (レス) id: 46f619a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 令さん» ありがとうございます…！少女漫画みたいなやつになれ〜と思って書いてるのでそう言っていただけて本望です…！！！更新も疎かにしないで頑張ろうと思います！ (2016年6月5日 18時) (レス) id: e57f69624b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2015年11月22日 15時
