見張り役 ページ30
土方さんが真選組を去っていった。
「…はぁぁ…」
沖「なんでいその呪いでもかかりそうなため息は」
「そーごのバカ」
沖「うるせぇ。それより準備しろ。今日は列車の見張りなんだかんな。」
「へぇーい」
本当は2泊3日って予定だったけど、帰れそうにないからさっきクザンさんに電話した。
事が落ち着くまでちょっと帰れなそうって
めちゃくちゃ怒られたじゃん私
解せぬ
そんなブロークンハートなAちゃんはこれから伊藤さんと近藤さんが乗る列車の見張りに同行する事になってる。
「あれ？そーいえばザキいなくない？アイツ何やってんだミントンか」
沖「その辺にいんだろ。地味すぎて分からねーだけだ、それより行くぞチビ」
―――
さっきAちゃんから連絡きた。
本当なら明日の朝帰ってくるはずだったのに向こうで問題が起きたから帰るの遅くなりそうって
ク「遅くなるってねぇ。いつになる事やら」
ボ「本当に帰ってくるんだろうねぇ？」
サ「ふざけた事をぬかしおって。何が問題じゃぁ、そんくらい自分らで片さんかい」
七武海の会議も長引いていてなかなかまとまりがつかない。
そんな中での連絡だったから余計に雰囲気悪くなったな。
ク「こんな時にAちゃんがいてくれれば一瞬で雰囲気明るくなるんだけどね」
ボ「もはや才能だよぉ。あの明るさは」
あーあ。早く帰ってこないかなぁ、Aちゃん。
できれば会議中には帰ってきてほしいんだけど。
そうすればこのピリピリもマシになりそうな気がするし。
セ「いつの間にかAの明るさが当たり前になってたからな。しょうがない、会議はこのまま進めるぞ」
ク「ちゃんと戻ってきてよ、Aちゃん」
会議が一段落したらどうしようか。
預かってるアルバムでも覗いてみる？
あの子のことだから本当に筋肉しか写ってなさそうだけど。
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作者名：たまごやき | 作成日時：2022年9月11日 19時
