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「…Aさん?」

「え?あ、どうかしました?」

「明後日の水族館楽しみですね、って言ったんですよ」

「そう、ですね!楽しみです!」



少し考えがトリップしてしまった。

あれから何回も何回も頭の中で整理しようとするけれど、

透さんとコナンくんも普通に接しているし、

私にはそんなこと本人に聞けないし、

結局考えるのをやめてしまうのだけれど。



話を聞いていた蘭ちゃんが隣に腰かけ、


「水族館って、リニューアルする東都水族館ですか?」

「そうですよ。Aさんの誕生日に行こうと思ってるんです」

「いーなー!デートなんて素敵…」


と、年頃の蘭ちゃんは目をキラキラと輝かせた。



「それ僕たちもあした行くよ」

「あ、探偵団で行くって言ってたよね」

「そうなんだ。どんなところだったか教えてね」

「うん!」



私たちよりも早く水族館に行くというコナンくんにオススメがあったら教えてもらおう。

それにしても本当にこの可愛らしい小学生が

あのFBIと一緒に居たなんて信じられない。


しかもあの頭の回転の速さ。


この子、本当に小学生ーーー?





そう思っていると透さんのスマホが鳴る。



「…っ」




あ…



まただ。




また、私の知らない瞳だ…




しかしそれは一瞬で、すぐに元に戻る。



「Aさん、ちょっとクライアントに呼び出されちゃったので行きます」

「はい、ケーキありがとうございました」

「あとは梓さんにお願いするので、ゆっくりしてってくださいね」

「…透さん!」



急いで帰り仕度をする透さんに思わず声をかける、



なんだか胸がソワソワして落ちつかない。




「…無理だけは、しないでください」



「…大丈夫ですよ。でも、ありがとう」




そういうと透さんは足早にポアロを後にした。

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設定タグ:安室透 , 降谷零 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます!訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ? (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作成日時:2018年4月28日 16時

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