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風見からの連絡を受け、
安室もとい、降谷に着替えたのちに愛車を警察庁公安部に走らせた。
どうやら動きがありそうだ、と。
組織の誰かが潜入してノックリストを奪おうとしていることは把握していた。
何かあればすぐに連絡するようにと伝えていたが
まさかAといるときに連絡がくるなんて。
部下たちと合流すると、
風見たち公安刑事数人が潜入してきているやつの部屋に突入した。
逃走経路を考え、廊下の端に待機する。
案の定こちらに走ってくる姿が見える。
女かーーー
女だからといって油断はできない。
拳を交えると身体能力の高さは瞬時に把握した。
殴り合ううちに女のコンタクトレンズと変装が取れる。
「…っ!その目…まさか!」
これは…キュラソーか!
窓から飛び降りるキュラソーを急いで追いかける。
愛車のRX-7に乗り込むとアクセルを踏んだ。
首都高に上がると、一般の車をすり抜けて追いかける。
左カーブに差し掛かった車は、
キキーっと音を鳴らし後輪を滑らした。
後ろから一台のマスタングか並走してくる。
「…赤井!」
それが赤井だと確認すると
「下がれ赤井!ヤツは公安のものだ!」
だが赤井は下がる気などさらさらない。
キュラソーの車が軽自動車に何度も体当たりをしていると、
反対側のトラックに挟まれた反動で高く横転する。
「ーーーっ!」
それを瞬時のとこで躱す。
振り返ればトラックと軽自動車から人が脱出していた。
ーー赤井はその場に留まり、追うのをやめた。
降谷はそのすきにキュラソーとの距離を詰めが、
すぐに信じられない光景を目にした。
キュラソーはトラックや荷台に乗り上げ、向こう側の道路に着地したのだ。
だがその先が渋滞だと知るとキュラソーは逆走してきた。
「まさか、逆走!?」
自分の車の横を通り過ぎる女の車を
降谷もまたトラックの脇を通り過ぎ逆走して追いかける。
その先には赤井が待ち構えるのだが、
女の車のタイヤを狙った射撃は命中し、
車は制御不能となり、そして橋の下に落ちていく。
ーーー爆風とともに激しく黒煙が舞い上がり、
その場は赤く染め上がるのだったーーー…
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NANA(プロフ) - アオさん» アオさんありがとうございます!訂正してきます^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 薔薇さん» 薔薇さん初めまして。楽しんでもらえて嬉しいです^ ^続きもよろしくお願いします^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - ちりさん» ちりさん初めまして。キュンキュンしてもらえて嬉しいです。更新頑張ります^ ^ (2018年5月4日 10時) (レス) id: 33232cc3d6 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 安室さんに仕事は休みをとったのは、夜のうちに言っていましたよ? (2018年5月4日 9時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
薔薇 - とても素敵なお話で、更新を楽しみにしていました。執行人編、とても楽しみにしております。 (2018年5月4日 0時) (レス) id: cb8b72a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作成日時:2018年4月28日 16時