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案の定、拘束が解かれた彼は、フラフラとした足取りでこちらに向かってきた。








そしてクリスマスローズを挟んで跪き、私に手を伸ばした。









ーバチッー






「…ッ…」







マーダーがキラーの手を打ち払った。













思わぬ不意打ちに顔を歪めるキラー。








噂に聞いていた近道や重力操作等の能力は使えないようだ。







『…これから言う私の質問に答えて。』








そう言うと、彼は苦し紛れに口角を上げた。





















『…ああ、そいつはエラー。情報屋だよ。んで、パスワードが〇〇、番号が▲▲。
ナイトメアがボス。僕と同じく能力者。』





「…ふふ、ありがとう。でも良いの?貴方は仲間を売った。」




「…ふん、バカなやつめ。」








あー、かーわいー…
俺、情報は全て……あ、



















「…これだけ教えてもらってないわ。













ナイトメアの弱点は?」



















奴の弱点?知ってるさ。なんてったって相棒なんだ。捨てられたけど!

















良いこと思いついた。













『…知りたい?



















……あーぁ…なんか体が…』フラ









「!?大丈夫?…マーダー、薬は?」









「ありません…。」












『…なんか苦しいよ…Aちゃん…助けてよ。

僕、Aちゃんのために僕の組織を売ったんだよ?
このまま帰ったら確実に殺される…僕を見捨てないでよ…
もうあのルートで手に入れた薬もないし…僕、もう死ぬしか無いんだぁ…』







「…テメェ、ふざけたことを抜かすな!とっとと奴の弱点を…ッ」







「…良いわ。
私は貴方を助ける。死なれたら困っちゃうわ…。












で、何がご要望なの?」













俺が思うほど彼女は馬鹿ではなかった。
貴方に惚れていることだって、最初から解りきっていたようだった。
















『…やっと見つけたんだ。



















オレの運命。』

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作者名:パル | 作成日時:2023年3月6日 21時

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