・4 好きなもの ページ5
倉持「好きなの選んで食べろよ。」
帰ってきた倉持と御幸の手には
売店に売られているパン、全種類があった。
誰がこれを食べる、と思うが
食堂でラーメン、チャーハン･･･その他諸々。
それだけ食べる野球部のお腹は
ブラックホールの例えが似合うだろう。
御幸「俺は焼きそば貰うわ。」
倉持「じゃあ俺は･･･Aは？」
A「二人が食べないものを食べる。」
私の発言が気に食わないのか
倉持は袋からパンを取りだし、机に並べる。
倉持「好きなの選べって、」
A「好きなものが無い。」
倉持「･･･お前好き嫌いあるか？」
A「食べることに関しては無い。」
「そうか･･･」と小さく漏らすと
目の前にオムライスパンが置かれる。
コッペパンの間にオムライスを入れたような
そのパンに首を傾げる。(傾げたつもりだった｡)
倉持「それ上手いからよ、食べてみろよ。」
御幸「倉持が好きなオムライスだもんなー♪」
倉持「うるせぇ！」
パンを食べていた御幸の顔に
倉持の手が当り、危うく吹きそうになる。
倉持の置いたパンを手に取る。
A「ありがとう。」
倉持「お、おう、」
袋を開けて口に含む。
その間に倉持はハンバーグパンを手に取り
同じ様に袋を開けて口に含む。
倉持「どうだ？」
御幸「なにこれー、超不味いんですけどー！」
倉持「Aはそんな話し方しねぇだろ！」
二人の様子を見ながら半分ほど
食べると手を止める。
A「思っていたよりも美味しい。
好きなものに入れておく。」
倉持「･･･なら、良かった。」
屈託の無い笑顔。
倉持がそんなに嬉しそうな
理由が私には分からないな。
御幸「えー、なに二人で良い雰囲気
になってんだよ、」
倉持「っ、なってねぇよ！」
御幸「イタタタっ！倉持クン凄く痛い！」
二人を見ながら食べ終わると
机から落ちたホイップカスタードパン。
それを取るとまた開けて口に含んだ。
続く (更新停止中)
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綿菓子(甘党) - コメント返信、遅くなってすみません！主人公さんの設定に問題がなくて良かったです！頑張ります！ (2015年2月11日 15時) (
レス) id: 06cd2f9cc5 (このIDを非表示/違反報告)
遙春(プロフ) - 初めまして！主人公ちゃんツンツンしてて可愛いですね！御幸先輩のジャージには萌えました。これからも頑張って下さい！ (2015年2月9日 23時) (レス) id: d1732b9caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綿菓子(甘党) | 作成日時：2015年2月3日 18時
