44話 ページ45
「次の方どうぞ」
「はい」
ジョングクはドアを開け一礼して部屋へ入ってきた。
今日はジョングクの面接日。
面接官は社長、副社長、人事課長の3名。
それに秘書課からサポートで私とソヨン。
「チョン チョングクです。よろしくお願いします」
「では、座って下さい」
や、やばい…私が緊張するよ。
ジョングク本人は至って涼しい顔をしている。
テテが面接官にいるのがどうしても気に食わないって前日は散々文句を言っていた。
どうなるかと思ったけどジョングクもテテも公私混同はしないようでスムーズに面接は終わった。
「ヌーナ♡ヌナの彼氏ジョングクだっけ?すでに会社で噂なの知ってる〜?」
今日の面接を終え副社長室に戻ってくると開口一番がこれだった。
「何ですか、それ?」
「今年、うちの会社を受ける子の中に副社長と張り合うぐらいのイケメンがいるって女子社員達が騒いでたよ」
しっかり自分の事も引き合いに出して得意げに言うテテ。
「へぇー。まぁ、私の彼氏美少年ですから」
ニヤニヤしながら言うと、
「ヌナってあの一件以来なんか頼もしくなっちゃったね。つまんないのー」
「私達で遊ぶのやめて下さい」
「遊んでなんかないよ。隙があれば入り込もうとタイミング見計らってるだけ」
「隙なんてもうできないと思いますよ。待っててもムダです」
「強気なヌナも好き」
また壁際に私を追い込んできたテテ。
あの日からテテは私への好意を全く包み隠さず伝えてくるようになった。
何度断っても何度あしらってもこの調子だ。
もうこれが通常運転になってしまい少し感覚が麻痺している自分がいる。
「副社長、今日も必死に仕事して下さいね。私定時に帰りたいんで」
デコピンしてテテの腕をすり抜けた。
「いたー!ヌナ最近デコピン強い」
そう言いながらテテがオデコをさすっていた。
「ソヨーン!お待たせ!」
「私も今来たとこだから大丈夫だよ」
「よし!じゃー今日はあそこ行きますか」
「うん!行こう行こーう!!」
私達は電車に乗ってホソクさんのバーへ向かった。
今日、どうしても人が足りないからと頼まれてバーでバイトしているジョングク。
実はサナちゃんがバイトを始めてからなんとなく避けていたホソクさんのお店。
彼女なんだから堂々と会いに行って分からせてあげなきゃ!ってソヨンにゴリ押しされて急遽呑みに行く事になった。
ジョングクびっくりするだろうなぁー。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時