４２話 ページ43
｢Aヌナは僕のですから、手、離してください。それにAヌナの事1番理解していつも見てるのは僕です｣
そう言ってテテの腕を振りほどき私を自分の方へ引き寄せたジョングク。
と、言うかいきなり名前+ヌナで呼ばれてるよ…。
こんな状況なのに名前+ヌナで呼ばれたの初めてでちょっと動悸が！
｢ふーん？ヌナにこんな辛い顔させてるのに？ありえないよ｣
いや、テテごめん。私今ニヤけそうな顔を必死に堪えてる。
｢…Aヌナは絶対渡しませんから、Aヌナ行こう｣
ジョングクは私の手をグッと引っ張ってアパートの方へ歩き出した。
｢わっ、ジョングクいきなり引っ張らないで｣
いきなり引っ張るから転びそうになってしまった。
｢ほら？やっぱり僕の方がヌナの事よく見てる｣
そう言いながらテテは転びそうになった私を後ろから抱きとめてくれた。
その言葉と行動にジョングクは怒りをあらわにした。
｢Aヌナに触るな！｣
ジョングクは半分怒鳴ってるような口調でテテから私を取り返した。
｢Aヌナ、ごめん。もう行こう｣
｢う、うん｣
私にはすごく切ない顔で話しかけてきた。
｢ヌーナ！じゃーまた明日ね！おやすみ〜｣
テテが手を振っているが…私は苦笑いをテテに向けるのが精一杯だった。
｢えーっと………ジョングク何か飲む？｣
｢ビール飲む｣
家についてからも不機嫌極まりないジョングク。
そりゃそうだよね。
冷蔵庫でキンキンに冷えたビールをジョングクに渡した。
｢はい、どうぞ｣
｢ん｣
プシュっとビールを開け勢いよく飲んでいる。
一気に飲み干したかと思ったらジョングクが勢いよく私の方を向き、
｢ヌナ！ごめん！！｣
そう言いながら手を勢いよく顔の前で合わせた。
｢ヌナがそんなにサナの事まだ気にしてるって思ってなくて…それに気付かない自分にもムカついたし簡単に副社長に捕まってるヌナにもちょっとムカついたしあの副社長はもう見るだけでムカつくし大人の対応取れないでただイラついてる子供みたいな自分にもまたムカついたし｣
｢ふっ、ふふ、ジョングク、すごい早口、あはは｣
ジョングクがあまりにも勢いよく喋るから思わず笑ってしまった。
｢ヌナ！真剣に話してるのに笑うなんてひどい｣
｢あはは、ごめんってば！でもジョングクが1番だから安心して。絶対に副社長に揺れたりしないよ。ジョングクの気持ちちゃんと伝わってる｣
私はそう言いながらジョングクを抱きしめた。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます！グクかっこいいですよね！そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です！これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります！ (2017年4月29日 16時) (
レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです！特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました！ (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！！すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります！ (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ x他1人 | 作成日時：2017年4月12日 21時
