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23話 ページ24

コンコンコン。

副社長室のドアをノックした。

「はい、どうぞ」

副社長はもう出勤しているようだ。

「失礼します」

ドアを開けると相変わらずの美少年副社長が会議の時と同じようにぼーっと外を眺めていた。

「副社長、今日からしばらく副社長の秘書を務めさせてただきますハンAです。よろしくお願いします。」

と頭を下げた。

私が挨拶すると副社長は外を眺めていたキレイな顔をゆっくりとこちらへ向けた。

「…あれ?この前お茶配ってた人だよね?」

初めて声聞いた。
顔のわりに低い声なんだ。

「はい。副社長とお会いするのは2回目ですね」

「うわ〜!すごい偶然!嬉しい〜!僕、キム テヒョンって言うの!!よろしくね!」

突然私の手を握って上下にブンブン振っている。

「あ、あの、副社長…」

副社長ってこんなキャラなの!?

「キームーテーヒョーン!テヒョンって呼んで!」

なんかすごい積極的だな。

「いや、あの、副社長相手にそれはちょっと…あと手を離してもらえると助かります」

「えー!ヤダ!テテでも良いから!呼ぶ約束してくれるまで離さないよ」

子供か!5歳児並のワガママだな…。

「わ、分かりました…。呼ぶよう努力します…から手を離してもらえますか?」

優しく諭すように副社長に言う。

「やった!約束だよ!」

そう言いながら私の手を離す…わけではなく自分の顔の前に持っていった。

「ヌナの手小さいね〜」

いきなりヌナ呼び!?
私が驚いていると私の手をじーっと見てから副社長は手の甲にチュッと口付けをした。

えっ???
一瞬のこと過ぎて何が起こったのか分からなかった。

「いひひ、ヌナへ挨拶〜!これからよろしくね」

口を四角くしてニコニコしながら副社長に言われた。

「あ、あの…今のは…?」

「ん?挨拶だよ〜。僕海外生活が長かったからついスキンシップが多くなっちゃうんだ〜ごめんね?」

「そうなんですね…わかりました」

これはよく外人さんがハグしてほっぺにチュッてするのと同じ感じなのね、きっと。
深く考えないようにしよう…。

私は気を取り直してスケジュール帳を開いた。

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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時

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