幼きバケモノ ページ26
私が部屋に訪れた時、白雄兄さんの部屋は火の檻に囲まれていた、その中で白雄兄さん、白蓮兄さんは戦っている
うっわ、おっかねーな
少しでも慈悲はないものか 無情にも炎は兄さん達に襲いかかる
そして白龍は顔に火傷を負ってエグエグと泣いている
……見てらんない
「……行くよ、トチんなよ」
カル「もちろん、今トチるとここ来た意味がないもんな主」
わかってるじゃん
私達は火の檻の方に足を進めた
白蓮「兄上っ！ここは急いで脱出を」
白雄「しょうがない……」
そう言い火傷した白龍を抱え敵から必死に逃げようとするが……
ゴオオオオオオオオオオッ
運命とは時に残酷、魔道士の炎使いが白雄達に向かい炎を発射した
その炎が白雄達を包み込む……
炎を発した魔法使いはニヤリと顔を歪ませる
その場にいた皆は白雄達は死んだと思っただろう
ただ………
“たった一人を除いて”
「ふーー危機一髪っ！なんとか助けられた」
その声と見た目に何人のものがびっくりしたであろう
だってその声の発したのはまだ3歳になったばかりの小さな子供だっただったから
「いんやー、おじさん達？おじいさん達？…アルサーメンってことは変わらないからどっちでもいいけど…なんで生まれて3歳の子供がそこに立っている？って顔してるね！」
そしておじさん達はドツボを突かれたようにまたびっくりする、
「なんでそんなびっくりするの？白雄兄さん達と私が場所が入れ替わっただけだよ まあ私のジンのお陰だけどね！」
そこでおじさん達はハッと我に帰ったか再び私に武器を構える
「今更構えたって無駄だと思うけど……まぁいいやあのね、おじさん達」
私の眼は話して行くごとにどんどん冷淡で鋭い眼になっていく
「おじさん達は私の第二の人生のお兄さん達を殺そうとした、しかもその後処理は事故としてだ……」
私はすぅーっと目を閉じる
「その代償は……高いよ？」
その少女はニコリと笑う
その時、人形達は見た目は幼き少女の姿をしているが中には何重の影が重なるバケモノを見た
そして生まれて初めて恐怖を感じた
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ポポロン - ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです(*^ω^*)これからもしっかり更新していくんで是非見ていってください！ (2019年10月11日 19時) (
レス) id: 326ef158e4 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年10月10日 18時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポポロン | 作成日時：2019年8月6日 13時
