24話 ページ26
『ぐぁぁぁぁっ！！っは、ぁ！ぁぁ！！』
苦しい。呼吸するのがままならない。全身が熱い。血が沸騰しているのか。
「、、少しは時間稼ぎになるといいがな。」
琵琶の音とともに、浮遊感がまた訪れる。
しかし受け身など考えてる余裕もないほどに苦しい
全身が熱い、とにかく熱い。いやだ、怖い。
助けて、、不死川さん、
刹那、大きな衝突音が聞こえ、私は地面に叩きつけられたのだと悟る。臓物はぐちゃぐちゃにこぼれ、手足も千切れた。
はずなのに。
『、、っなんで、、なんで生きてるの』
瞬く間に体が再生し、飛び散ったはずの臓物やバラバラになった手足が何も無かったかのように元通りになる。
頭の中で、適応したか、と声が響いた気がした。
『っ、、わたし、、！』
鬼に、なったのか、？なってしまったのか？
混乱がとけない。とけるはずがない。どうなるのだ？私は。なにをすれば
「っおい！！A、A！！」
思考が働かなくなった頭でもわかる。愛しい人の声だ。、、今は1番会いたくない人でもあるけれど。
「よかったっ、無事だったかァ！」
無事では、ないよ。
鬼になってしまったと気づいた時の実弥さんの反応が怖くて、振り向けない。
「、、A？どうしたんだァ？なんで無視する。それにお前っ、隊服がボロボロでェ、、」
肩を掴まれ、後ろを向かされ強引にも向き合う形になった。
だめだ。わたしは禰豆子ちゃんみたいにはなれない。
稀血の匂いは頭をくらくらさせる。まるでマタタビをくらった猫のように。
「っ、お前、それ、もしや」
『っ離れてください！！』
襲いたくない。そんな意志とは無関係に体が動いてしまう。伸びた爪で実弥さんに襲いかかると、真っ赤で濃い血液が私の顔にかかった
「だれが、、こんなことをォ、、」
たまらなくなり、ペロリと顔についた血を舐める。
おいしい。今まで食べた中でいちばん。もっと、もっと欲しい。お肉も、たべたい、実弥さんの、稀血
『っわぁぁぁ！！』
「っおいA！！なにしてやがる！！」
頭が可笑しくならないように、刀を足に突き刺した。激痛がはしるが、それも束の間。すぐに再生してしまうのが憎い。
『、殺してください。っ実弥さん！』
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カカ(プロフ) - narumiさん» ありがとうございます！ハッピーエンドは大好きです、、 (2020年1月4日 1時) (
レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
narumi(プロフ) - すごく面白かったです！ハッピーエンド〜 (2020年1月2日 9時) (レス) id: 8ae7060ebb (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - じゃがりさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します (2019年12月31日 13時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがり - すごい読みやすいです！！不死川さんかっこいい！更新頑張ってください( ‘-^ )b (2019年12月27日 11時) (レス) id: f9158bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
カカ(プロフ) - 花っち�擦気�» じゃんじゃか展開を進めてしまいます笑しゅきだなんてありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年12月26日 21時) (レス) id: c193d50bb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカ | 作成日時：2019年12月14日 17時
