愛してる ページ40
面と向かって言うのは緊張しますね。
でも、言うと決めたからには言います。
弓弦くんの瞳を覗き込んで、そっと口を開く。
「弓弦くん、愛してるよ」
そう言うと弓弦くんは微笑んだ。
「どれくらい愛してらっしゃいますか？」
ど、どれくらい？
「い、今すぐ…キスしてほしいくらい」
あああ、恥ずかしい。これはさすがになしです。
「な、なーんて…」
「良いのですか？あなたが望むのならわたくし今すぐにでもいたしますが…」
そう真剣な眼差しで覗き込まれるとわたしなんかすぐに真っ赤になってしまう。
こんな目の弓弦くん初めてで、わたしは思わず目を瞑った。
すると、そっと頬に手が添えられ。
そのまま唇に柔い感触がした。
そっと目を開けると離れていく顔があって、それを思わず両手で掴んだ。
「ゆ、弓弦くん…」
「はい、なんでしょう」
「も、もう一度いいですか？」
思わず敬語になってしまった。
「申し訳ありません」
やはりはしたなかったかしら。
恥ずかしい…。
「ごめんなさ…」
「止まれそうにないので、この続きはお部屋でも構いませんか？」
そう言う弓弦くんに、わたしは顔が茹で上がってしまった。弓弦くんの顔に添えた指先まで目に見えるほど赤い。
「だ、だめです！」
「失礼いたしました。では、あと一度だけ」
そう言って近づく顔を避ける理由なんかわたしにはなくて、そのままもう一度もう一度と何度もお互いにねだりあってしまった。
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
