好きなタイプ ページ4
次の日、ガーデンテラスで伏見様と待ち合わせをした。
桃李くんも誘おうかと思ったけど、恋の相談だから2人がいいと言われて2人になったのだ。
好きな人の恋を応援していて、わたしはそれで本当にいいのかしら。
でも、伏見様の幸せはわたしの幸せだし、これでいいのよね。
「Aさまはどんな男性が好みなのですか？」
なぜ、わたしにも聞いてくるのだろう…。
わたしのことなんか知っても意味がないだろうに。
わたしは使用人が持たせてきた唐揚げを食べながらそうねぇとこぼした。
「伏見様のような方がいい」
「え？」
「あ…」
口が滑った。
「わたくしのような方というのは、どういうことでございますか？」
「えっと、あの…」
ここで変に誤魔化したら疑われるかしら。
ここはもう正直に言うしか。
リップサービスという体で…１つだけ良い点をあげて…。
「優しくて、紳士的で温和で、デートコースもたくさん調べてくれるし、それなのにただかっこいいだけじゃなくて、しっかり強くて、いざという時はわたしを守ってくれるし、顔が綺麗で」
しゃべり出したら好きなところが止まらなくなってしまった。
「そ、そんな伏見様みたいな方がいいなぁ」
かわいく笑ってみたけど、絶対誤魔化しきれてないわよねこれ。
「……わたくしは、そんなに褒められるような人間ではありませんが、ありがとうございます」
あ、当たり障りない理想の恋人像があったわ。
「欲を言えば…」
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宝(プロフ) - あーるさん» コメントありがとうございます！弓弦お好きなの嬉しいです〜(*^^*)おもしろいと言ってくださってありがとうございます！応援もありがとうございます！最後まで走りきります (7月5日 20時) (
レス) id: 2151f87f60 (このIDを非表示/違反報告)
あーる(プロフ) - 弓弦の夢小説少ないので嬉しいです(;_;)すごく面白いです応援してます！ (7月4日 23時) (レス) id: cb84109612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝 | 作成日時：2023年7月3日 19時
