【あんスタ】猫被り女は元暗殺者【暗殺教室】 (ページ35)

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にゃあ！ページ35

あんずside

ちょうど赤い夕焼けの明かりが差す教室。
衣装案を考えながら真剣なAちゃんと
それを見る私…何この御褒美は。

羽風｢あ、あんずちゃん～Aちゃ…こわ。｣

Aちゃんにナンパを仕掛けようとは
先輩とて許せぬ…。

貴「薫先輩」

羽風｢やっほ～。てか、ソレ｣

貴「UNDEADのライブ衣装とか
…舞台のイメージとか…企画とかまだ初段階ですが一通り頭の中ではどうにかなってるので形にしようかと。」

あ｢凄いんですよAちゃん！
前々からUNDEADのライブの事
考えてたらしくて滝の如く情報が…｣

ふふんと自慢げに言ってみせると
目を開いてポカンとする薫先輩。

少しするとふっと嬉しそうに笑いながら
ありがとうと微笑む。

あ、まって、すこーーーーっしキュンときたかも。
まあこれは恋ではなく顔だけど。

貴「薫先輩は露出ってどこまでOKですか。
ガッチリガードするタイプには見えないんですが」

羽風｢んー、俺はね…肩出しとかへそ出し…
まあアレだね、テレビでよく見るアイドルの
露出の範囲ならいいって感じ。

ほら、こういう感じ。｣

ほほうと興味深そうに画像をマジマジと見るAちゃんの小動物感がすごく凄い()

今をときめくアイドルグループのセクシー担当と呼ばれる人の画像。

肩出しで萌え袖…是非Aちゃんに…

貴「有難う御座います、参考になります。」

羽風｢…Aちゃんは俺の事苦手だと思ってたけどそーでも無いの？｣

不安そうな薫先輩の質問にピタリとシャープペンの動きをピタリと止めて｢んー｣と考え出すAちゃん。

貴「ただチャラチャラしてて能天気で何でも適当な人は私苦手というか大っ嫌いです。」

羽風｢…そ、…か。｣

貴「でも、薫先輩はやる時はやるし、仲間とかもそうだけど普段の振る舞いも実は結構考えて行動してるし平気です。」

ペンを勧め始め淡々と語るAちゃん。

貴「真面目で優しくて仲間思いな可愛らしい
あん先輩も大好きだし。

ここにはあまり悪い人はいない。
あまり、ね。、」

Aちゃんが普段言ってくれないような褒め言葉。
嬉しいわ…嬉しすぎてお姉さん帰りにコンビニで
なにか奢りそうなぐらい好きだわ…。

薫先輩も涙目になりながらAちゃん…と呟く。

あんず｢ほんっと、いい子…。｣