検索窓
今日:22 hit、昨日:91 hit、合計:200,583 hit

ページ8




純喜今日家来て欲しい

純喜今日夜忙しい?

純喜なあ風邪ひいたん?

純喜不在着信

純喜なんで連絡返してくれんのん?

純喜不在着信

純喜無視せんとってや


純喜からの大量のLINE

ここまで来たらもうとことん嫌われるしかないと思った

全てに既読だけつけてブロックのボタンを押す




瑠姫にプロポーズをされて1週間後

仕事終わり、私の家の玄関の前に純喜が居た


「…え、なんで…」

純『…なんでやないねん』

純『無視は酷いやろ…』

行くで、

そう言って純喜は私の腕を強引に取り、そして歩き出した。


「…ねえ…どこ行くの」

私の問いかけにも答えずにずんずん進んでいく純喜




着いた先は海の見える大観覧車だった


乗るで、

向かい合わせに座ったことで離れた右手は

徐々に温かさを失っていく




純『…結婚…するねんな』

俯いている純喜の口から掠れた声が出る


「…うん」

純『俺なりにどうしたらいいかずっと考えとったねん…』

「…うん」

純『…やから…この観覧車が1周するまでは…Aに俺のことだけを考えとってほしい』

ゆらゆらと揺れる純喜の瞳

「…分かった」


純『俺な…ほんまに好きやったで、Aのこと』

純『でも瑠姫やって大事な同期やから…ずっと複雑やった』

純『まあ所詮俺は浮気相手やから…そんなこと言ってもええ立場やないねんけどな』

「…うん」

純『瑠姫がAと出会うよりも先に俺が出会っとったら…今Aと付き合っとるのは俺なんかな…とか』

純『俺のこと選んでくれへんかな…とか』


純『…なぁ、少しでも俺のこと好きやった?』

今まで私は自分の気持ちを制御するために

純喜に好きだと伝えたことは1度もなかった。


だけど今日は

「…好き…大好きだったよ」

自然と口から想いが溢れて止まらない


純『…っな…』

純『…生まれ変わったら誰よりも先にAに出会って、Aと結婚したい』

「…っ…私は生まれ変わったら純喜には出会いたくない」

純『…っ…なんでや』

お互いの頬にはもう涙がボロボロと零れ落ちている


「…出会ったら…好きすぎて…また辛い想いするから」

純『…ほんま…遅すぎんねんっ…』



純喜は私がいる方に来て座り


強引に私の唇を奪った



純『…最後やから許して』

こんなに苦しいキスをしたのは初めてだった

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1238人がお気に入り
設定タグ:JO1 , 日プ , PRODUCE101JAPAN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ひまわりうさぎさん» コメントありがとうございます😭先程歳上純喜との小競り合いのお話をアップさせて頂きました‼️自信は無いですが楽しんでくださると嬉しいです❣️ (2022年1月18日 11時) (レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
だんご - 面白いです!!ほかのメンバーで浮気や嫉妬のお話が見たいです (2022年1月17日 22時) (レス) id: ff76bfb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
よん - 浮気の話凄く好きです! (2021年12月9日 23時) (レス) id: 197e9e2b32 (このIDを非表示/違反報告)
フウキ - アイドルの蓮君と同棲してるお話お願いしたいです! (2021年12月7日 16時) (レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 同い年の彼女が不良に絡まれて怖がってる時瑠姫くんが助けて嫉妬する話が見たいです♡ (2021年11月10日 17時) (レス) id: 4e419ef1ed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年10月24日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。