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＊
観覧車を降りた後
純『家まで送る』
なんて涙を拭きながら言う純喜
ケジメを付けるためにも
この想いを断ち切るためにも
｢じゃあね｣
私はそう言って家までの道を歩き始めた。
･
歩きながらも涙が止まらない私
バイバイしたはずなのに
頭の中から純喜が消えてくれなくて
暑苦しいくらいのテンションも
周りを笑顔にするその眩しい笑顔も
写真を撮る時必ず口を開けちゃうところも
何もかもが好きで、好きでたまらなかった。
こんな気持ちを抱えたまま瑠姫に会うなんて出来なくて
夜の冷たい風に当たりながら少し遠回りをして帰る
純喜はもう家に着いたかな
まだ…泣いてるのかな
なんて全然踏ん切りのつかない自分に腹が立つ
･
｢…ただいま｣
瑠『Aおかえり！』
寒くなかった？
おい、すごい身体冷えてるじゃん
私の手を握るなり驚いた顔をした瑠姫
貴方はどうしてこんな私に優しくしてくれるの？
私は貴方の大切な友達と浮気して
本来あんなタイミングでする予定では無かったであろうプロポーズをさせてしまって
結局誰一人として幸せにしていない私なのに
なんでそんなに優しい瞳をして私を見るの？
貴方には何度謝罪してもし足りないよ、
･
瑠『…すごい…めっちゃ似合ってる』
ほんとに俺と結婚してくれてありがとう
瑠姫は私のウエディングドレス姿を見てそう言った。
｢…瑠姫も…ほんと王子様みたい…｣
瑠『絶対幸せにするから』
私たちは軽く口付けを交わした。
･
瑠姫と別れた後、いよいよ式が始まる
扉を開ければやっぱり1番に目に入ってくる彼
涙がバレないようになのか何度も目を擦っている。
もうこんな私のことなんて忘れて下さい
貴方にはもっと相応しい相手が居るはずです
…だけどやっぱり私だけを好きでいてください
なんて、
クズすぎる私をどうか嫌ってください。
･
純喜side
なんで愛してやまん女の結婚式なんて行かなあかんねん
瑠姫から招待状を貰った時はそう思った。
やけどこれはきっと瑠姫からの復讐で
俺が拒否する権利なんてあるわけなかった。
怖いくらいに俺とAの関係について何も言わん瑠姫は
会社の人から｢おめでとう｣と沢山言われて幸せそう
･
でもやっぱり来て正解やったわ
俺のことが好きやのにその気持ちを隠すのに必死なA
純喜…純喜ってニコニコするA
どんなAよりも
ウエディングドレスを着たAが世界一やったで
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梓(プロフ) - ひまわりうさぎさん» コメントありがとうございます😭先程歳上純喜との小競り合いのお話をアップさせて頂きました‼️自信は無いですが楽しんでくださると嬉しいです❣️ (2022年1月18日 11時) (
レス) id: a0c207ee39 (このIDを非表示/違反報告)
だんご - 面白いです！！ほかのメンバーで浮気や嫉妬のお話が見たいです (2022年1月17日 22時) (レス) id: ff76bfb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
よん - 浮気の話凄く好きです！ (2021年12月9日 23時) (レス) id: 197e9e2b32 (このIDを非表示/違反報告)
フウキ - アイドルの蓮君と同棲してるお話お願いしたいです！ (2021年12月7日 16時) (レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 同い年の彼女が不良に絡まれて怖がってる時瑠姫くんが助けて嫉妬する話が見たいです♡ (2021年11月10日 17時) (レス) id: 4e419ef1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 | 作成日時：2021年10月24日 0時
