僕はただ独り ページ2
目を覚ますと、そこは草むらではなく、ましてやホグワーツでもなかった。
荒い呼吸を抑えてついでに感情も抑えて。閉心術は人並み程度にもできないけど。
「…A…リーマス…シリウス…リリー…ジェームズ…」
泣きそうになるわけだ。もう絶対に戻れないはずの過去だから。
けれど、恐怖に負けた昔の自分を責めることはしなかった。例え選択を迫られたのが今であっても、僕はきっと同じことをしていた。誤った選択？ きっと違う。間違えていたとすれば、僕がグリフィンドールに入った時点でそれは狂っていたのだ。
勇猛果敢、なんて。
死ぬのは嫌だ、死ぬのは怖い。
何も人並みにできやしない。そんな僕が人並みに持っていたものは、皮肉な事に恐怖心だけだった。
言い知れぬ不安も緊張も全て要らなかった。不要だ、不必要だ。ただ安心して暮らしたいだけ。それだけ。僕が望むのはそれだけ。
ジェームズも、シリウスも、リーマスもAもお腹に赤ん坊を宿すリリーもみんなみんな戦っていた。
「…僕１人。僕独りだけなんだ。」
僕だけが、裏切り者だ。
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ぱんだ(プロフ) - しぇるふぃあ。さん» 先越した←やっぱ英語間違ってたか！(￣^￣) お恥ずかしい…。かっこいい！？ありがとう！最近ピーター好きだ。教えてもらった後に、英語修正しときます！ (2017年1月16日 18時) (
レス) id: 06712e903e (このIDを非表示/違反報告)
しぇるふぃあ。 - かっこいい...！ただ、英語はちょいちょい抜けてるから後で貼っとくね！あー、先越された笑 面白かったです！ (2017年1月16日 7時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんだ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shelpla/
作成日時：2017年1月14日 23時
