(仮) forth (ページ8)

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「で、スタッフに邪魔だって追い出されたわけね？」

「正解！！」

ウヒャって笑うまぁ君に、二宮さんも呆れながら笑ってる。

「ほら、こんだけ体張って迎えに来てんだから、帰ってあげなさいよ」

「んふふ。だね。それに松潤、Aちゃんの荷物取りに行ってっから、無駄なパシりさせたらキレちゃうよ(笑)」

機嫌を損ねた松本さんを想像して、それは勘弁してほしいって、やっとの事で頷いた私。

「じゃ、俺、車入り口に回してくるね」ってベッドから立ち上がったまぁ君に大野さんも続く。

「んじゃ、俺、相葉ちゃんの入館証返しに行ってくる」

「はいはぁい。よろしくねー」って片手を上げた二宮さんを確認して「相葉ちゃん待ってよ～」って、先に出ていったまぁ君を追い掛けていった。

あ～あ…結局皆に迷惑掛けてしまったな…ってちょっと凹んだ私に、二宮さんが意地悪そうな笑顔を向けてくる。

「なかなか特殊な友達をお持ちですね(笑)」

「…褒めてます？」

「褒めてますよ？」

「じゃあ、いいですけど…」

そーいえば、前にも同じ会話したなって思い出す。あれは二宮さんを初めてまぁ君のお店に連れていった時だったかな？

クフフって笑ってる二宮さんも「デジャヴ」って呟いているから、思い出したのか、あえて同じ会話にしたのか…まぁ、どっちでもいっか。って、私もつられて笑ってしまった。