(仮) forth (ページ14)

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「年末までに櫻井撃退法は考えるとして…とりあえず明日か。どーするの？仕事、行く？」

「行くよ。こんな事で休めないもん」

「そっか、そーだよね…大丈夫？俺、会社に潜り込もうか？」

真剣な顔してそんな事言い出すから、思わず笑ってしまった。冗談じゃなくて、本気で言ってくれてるってのは分かってるんだけど(笑)

「無理だよ、すぐバレちゃう(笑)それにね、多分だけど大丈夫だよ。今日みたいな事にはならないと思うから」

「え？そーなの？なんで？」

「んー…110番の家見つけたから」

「ん？なにそれ？？」

キョトンって顔して首を傾げたまぁ君の瞳が「なに？どーゆーこと？？」って問い掛けてくるから、二宮さんに先輩の事を話した事や、対策を考えてくれた事を話した。

「へぇ…ニノちゃんがねぇ…なんか、意外だね」

「んふふ。ね？意外だよね。目の前で倒れちゃったから、気にしてくれてるみたいなの」

「ふーん…でも…ホントにそれだけかな？」

「ん？」

思案顔で前を見つめるまぁ君の横顔に首を傾げる。どーゆう事？

「…ううん…何でもない！」って、パッと表情を明るくしたまぁ君が温かい笑顔を浮かべた。

「良かったね！そーゆー人が近くに居てくれるなら安心だね。何かあれば俺も飛んでくから、Aちゃんは大船に乗ったつもりでドーンってしてればいいよ！」

「んふふ。大船？(笑)」

「そ！超でっかい船！(笑)」