1話 ページ1
A「…ついに出て行っちゃった。」
12月の寒空の下、薄着で出てきてしまった。
理由は里親からの暴 力とクラスメイトからのい じめ。
1年ぐらい学校に行ってないけど元々は成績が良いから何とか留年は免れた。
通りすがり1「あの子寒そう…」
通りすがり2「腕とか足の痣とかすごくない?」
通りすがり1「うん。身体異常に細いし、虐 待?」
A「…」
毎日殴られるから腕とか足は痣だらけ。ご飯もまともに食べさせて貰えてないから体重は平均より勿論無い。
よく生きれたな、私。
A「…あ。」
いつの間にか知らない所に来ちゃった。キョロキョロしてると小劇場が目に入る。
A「MANKAIカンパニー?」
?1「うちに何か用ですか?」
突然声を掛けられ後ろを向くと綺麗な女性が立っていた。痣とか服装とか見る度驚いた表情を浮かべて「とりあえず中に入って!」と言われ小劇場とはまた違う建物に入らされた。
?1「急にごめんなさい。私此処の劇団の監督をやなってます。立花いづみです。」
A「雪野Aです。」
里親の名字を名乗りたく無くて本当の家族の名字を名乗った。
いづみ「でも何で薄着で…」
A「毎日暴 力続きで辛かったんです。家に居るぐらいなら野宿がマシです。」
それを聞いたいづみさんは何か考えていた。しばらくするとパッと顔を上げた。
いづみ「雪野さん、メイクアシスタントとして此処に入らない?」
A「でも、メイクやった事無い…」
いづみ「大丈夫!私が一から教える!」
メイクアシスタントになるかまたあの家に戻るか。そう考えると此処でメイクアシスタントになるのが良い。
頷くといづみさんは喜んだ表情を浮かべた。
いづみ「とりあえず着替えようか!私の服貸すよ!」
A「あ、ありがとうございます。」
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雪野 A
18歳
・ネガティブ思考で心配症
・美人なのだが長く伸ばされた前髪で顔を隠している。
・演劇は昔から興味があった。
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黒猫♪♪(プロフ) - とても面白いです!続きお願いします!! (2018年6月16日 18時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしま | 作成日時:2017年12月26日 6時