第２４夜 ページ24
ーシンドバッドsideー
シン「…"ロロ"という人物の情報は何もなかったのか？」
俺の問いに、ジャーファルは手元にあった書類の中から一枚の紙を取り出した。
ジャーファル「…ありました。えー、ロロ・グリフ・シュトリング、それで…なっ………」
シン「？」
書類に目を通していたジャーファルの顔が突然引きつった。
ジャーファル「年齢が…５９２歳…」
一同「！？」
シン「…あのレームのマギをも超えるというのか……！？」
ジャーファル「…つ、続けます…。彼は食血民族の末裔であり……ふ…不老不死に近い存在である…」
シャルルカン「不老不死ぃ！？」
驚いたシャルルカンの声が会議室に響く。
ヤムライハ「ちょっと待って…。食血民族、不老不死…。聞いたことがあるわ…一種の吸血鬼で……血を飲めば飲むほど力を増し、長く生きる…だったと思います…」
ドラコーン「吸血鬼、ねぇ………」
ジャーファル「こんなものもあります。彼の目を見ると、その者が最も苦しむ情景が見えてくるとか…」
シン「苦しむ情景…ねぇ…」
ジャーファル「風雅帝国は宣戦布告も無しに突如しかけてくる国です。油断すればすぐにシンドリアも攻め滅ぼされる………シン、どうしますか？」
シン「…そうだな…仕方ない。全域警戒態勢に入るか…」
俺が唸っていると、横に立っていたマスルールが突然、バッと扉の方を見た。
マスルール「！！」
シン「…マスルール？どうした？」
マスルール「…すんません、少し抜けます。多分………多分っスけど戻ってくるんで…続けててください」
というと、俺の返答も聞かずにマスルールは踵を返し、会議室を抜けて行った。
ジャーファル「…何かあったんでしょうか…」
シン「…まぁ大丈夫だろう。マスルールに敵う奴なんてそうそういるはずはないさ。会議を続けるぞ」
ジャーファル「…はい」
とは言ったものの…何だ…この胸騒ぎは……。
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北狐(プロフ) - ヤノナトりうむさん» おいっス！頑張ります！ありがとう！((キラキラ (2014年6月28日 15時) (
レス) id: 21450c363f (このIDを非表示/違反報告)
ヤノナトりうむ(プロフ) - 面白いっすね！これからも頑張ってくださいっす！ (2014年6月28日 15時) (レス) id: 17c1b07926 (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - 進撃のティトス・アレキウスさん» お久しぶりっス！なんか、うち返事すんの忘れてたみたいやね…汗 もしよかったらまたトークしよー！ (2014年6月21日 14時) (レス) id: 21450c363f (このIDを非表示/違反報告)
進撃のティトス・アレキウス - 影狼さん» 何にするんですか？ (2014年2月17日 7時) (レス) id: 5082980ee7 (このIDを非表示/違反報告)
影狼(プロフ) - 進撃のティトス・アレキウスさん» とりあえず変更しよう…。 (2014年2月14日 18時) (レス) id: 21450c363f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北狐 | 作成日時：2013年11月28日 15時
