【おそ松さん】狐の呪い2【妖怪松】

第76話 ページ36

ーーAsideーーー


A「おそ松ーーーー！！！

着替え持ってきたよー！！！！！！！！」


次の日。


私は起きていることを期待しながら病室に入った。


けど、おそ松はまだ眠ったままだった。



ハァ…………



ため息を吐いておそ松の側にある椅子に座る。



本当にまだ寝てるのかを疑って体を揺すって起こそうとした。



しかし、やはり起きていないらしく反応を示さない。



呼吸器を付けながら眠るおそ松を見つめる。



スースーと寝息をしないおそ松は、もう死人と化したように見えた。



それが私を更に不安にさせる。



このままそのようになってしまうのではないかと想像してしまうのだ。




A「おそ松………？

みんな待ってるよ？

ほら、早く起きてまた一緒に喋ろうよ。




起きなかったら……消えちゃうんだよ？」




この言葉が届いているのかも分からないまま私は何度も語った。



おそ松が起きることを願い続けても、一切起きなかった。



病室にあるカレンダーを見る。



あと15日だ。



まだ時間はある。



A「まぁこのぐらい時間があれば………ね。」





けど、次の日も、また次の日も、そのまた次の日も………



一切おそ松が目を覚ますことはなかった。






________あと、1日。






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