第73話 ページ33
↓
カラ「おいちょっと待てよ!
俺達は、お前のことを思ってこんなに計画まで立ててやってるんだぞ?!
そこは素直に受け入れろ!
バカ兄貴!」
おそ「俺はバカかもしれねーけど、
絶対にお前らの命を貰うことはできないよ。
拒絶してでも断る。
それと…」
おそ松は俺を抱いた。
昔と変わらないおそ松の香りが同時に広がった。
おそ「弟のくせに、そんな無理するな。
カラ松…お前はあっちの世界では一番上だけど、それでもお前らの一番上の兄貴は俺だから。
…こんな俺が兄ちゃんでごめんな…。
他のやつだったら、殺人なんてしない優しい兄ちゃんだったかもしれないのに…。
お前らを置いていっちゃって、本当にごめんな…。」
今まで聞いたことのないおそ松の本音。
それは責任感を自分で全て背負うような感じだった。
それには、俺も泣くのを耐えられなくて。
カラ「おそ松兄さん…っグスッ
俺…もう兄貴のフリをしなくていいの…?
もうおそ松兄さんの背中を追いかけなくていいの?」
おそ「もちろんだ。
今のうちに泣いとけ。兄ちゃん以外誰も聞いてないから。」
カラ「ああ…っ
ありがとう…っグスッ」
おそ「あ、あと…今見えてる俺は、俺が魔法で作った幻だ。
本当は気絶したまま。
もう目を覚まさない可能性が高い。
だからこれを他のやつらにも言ってくれないか?」
カラ「けど…俺…できない…」
おそ「大丈夫。
とっておきの付加術をかけてやるよ。」
おそ松は俺の頭におでこを当てた。
おそ「カラ松に勇気を付加。」
カラ「………!」
おそ「これで大丈夫だろ?」
カラ「あぁ、おかげで勇気が出たよ。」
おそ「行け。カラ松。
もう時間がない。」
カラ「了解だ、兄貴!」
するとおそ松の幻は消えて、再び気絶している姿になった。
俺は頬を両手で叩いた。
カラ「…よしっ」
おそ松を背中に担いで病院に向かった。
NEXT?ーーーーー→
133人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
P子先生(プロフ) - あやむーさん» 妖怪松いいですよね〜(´∇`)私も好きですヽ(*´∀`)ノ (2017年7月9日 5時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
あやむー(プロフ) - ドキドキ&ニヤニヤしながら見てます!妖怪松もおそ松兄さんも凄い好きなので嬉しいです! (2017年7月9日 2時) (レス) id: 4677658d0e (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - (**-- --*)#さん» そうなんですよー3に行くんですよー…狐の呪いシリーズそろそろ終わりなので、最後まで見ていただけると嬉しいです! (2017年4月15日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
(**-- --*)# - ついにこの作品3へ行くのかー狐の呪いシリーズ大好きなので、これからもがんばって下さい!応援しています! (2017年4月15日 15時) (レス) id: d2b004afdc (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - 名無しさんさん» あ、ありがとうございます!見ていただいたうえに評価まで…!感謝しかないです!頑張ります! (2017年3月19日 15時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:P子先生 | 作成日時:2017年3月10日 23時