警視庁捜査第八課の新米刑事ちゃんの名推理。 【 黒バス 】

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伊月 side




「八課って、どういう噂があるんですか?」




その言葉を聞いて、俺達は手を止めた。







それぞれ、作業していた手を。









そっか、もしかしてAちゃんは知らないまま来たのか。





俺達の事……。








「あ、マズいこと言っちゃいましたかね…。


すみません、今のは『いや、話すよ』!!」





そういってラボに入ってきたのは氷室と虹村だった。






氷室「でも、まずは鬼百合組を片づけないと…ね?」



宮地「…そうだな」



笠松「って待てよ。


鬼百合組がどこに居るのかわかんのか!?」




「え、っと…」



虹村「A、確かメモしてなかったか?」



「いや……実は……さっきの捜査会議でも、アジトの場所は不明だって言われて…」



氷室「Why!?まさか、一課は聞き込みに行ってるのかい!?」



高尾「さっすがダメ課だな!!」



伊月「高尾……」









森山「皆、俺を忘れたか?」





「「「「!!」」」」




笠松「おい、流石に情報ゼロでのプロファイルはお前でもキツいだろ」



宮地「そーだぞー。調子乗んな森山、轢くぞ」




凄い言われよう。でも、何だかんだ信頼されてはいるんだよな…。





森山さんは、その言葉にカチンと来たのか

無表情で自身のパソコンに次々と情報を打ち込み始める。





森山「………。

過去に鬼百合組が関わってる暴力事件の起こった場所をこの地図に配置して……
この圏内にある……………

…ここはもう少し絞り込めるな…………だとすると拠点の場所は………」




そして、カチッというマウスの音がした後
ぶつぶつ言ってた森山さんがモニターを俺らの方に向けた。







森山「っふふん、どうだ!!」




モニターを覗き込むと、





そこには住所が映し出されていた。






「此処って……」



森山「俺のプロファイリングが正しいなら、鬼百合組のアジトは此処だろうな」



虹村「おっまえ……」



伊月「凄いですね、森山さん!」



宮地「何だかんだこういうすげえ所はムカつくよな」



笠松「この場所に行くぞ!!!」





「「「「ウス!!!!」」」」

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