警視庁捜査第八課の新米刑事ちゃんの名推理。 【 黒バス 】

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「流石です、氷室先輩!!わかったんですね!!」



氷室「まあね。俺も、Aちゃんの先輩なんだし」




虹村「はぁ?よくわかんねえわ……」



笠松「じゃあまず被害者の外傷について、一回整理し直すか。


被害者は、心臓をナイフのような刃物で一突きでの失血死。
ほかに見当たる外傷は、両手で首を絞められた…圧迫されたような痕跡」




伊月「でも、弱らせる目的で首を絞めた訳じゃなくて
体を固定するために絞めた……何故か」





宮地「……」





笠松「ああ、クソｯ!!わかんねえ……」





「じゃあ、答えです」





氷室「森山、ちょっとごめんね」






氷室先輩が、森山の首に手をかけそして………







――――ﾄﾞｽｯ!!!!







高尾「……ﾌﾞｯﾌｫwwwwwwwww


ひ、膝蹴りwwwwwwwwwwwwwww痛そーwwwwwwwww」







ケラケラと笑い転がる、高尾くん。





森山「な、…なん…で………ｹﾞﾎｯ」





氷室「急所は外したから、すぐに治るよ」





「さっき氷室先輩がやったように体を固定する理由は

被害者に膝蹴りを食らわせるためです」





宮地「なるほどな………って、おい。


また謎が増えるじゃねえか!!何で、わざわざ膝で!!………膝?」





虹村「お、おい……ちょっと待てよ。

犯人…つまり道場は、首を絞めたことによって両手をふさがれていた。
……って、ことはまさか」





「道場さんは"右足につけられたギプスにナイフを仕込んでいたんです"



あのギブスは、相当キツそうですしギブスを外せば
きっとナイフの柄の形をした鬱血痕が見つかりますよ」








笠松「!!!



…ふ」





「「「?」」」





笠松「ははｯ!!!




流石だな、捜査一課のシャーロックホームズ!!八課に引き抜いて正解だったな」




高尾「あ!もしかしてあの時『見てりゃわかる』って言ったのってこの事だったんすか!!」






.



.



.







数十分後、道場辰三郎が緊急逮捕されたらしい。






動機は『毎日、ドレイのように扱われていたことへの逆恨み』だとか。









こんな感じで、私がハチケイに所属して初めての事件の幕は降ろされた。

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